ママになると、PTA総会や授業参観など「きちんとめ」の服装で出かける機会もありますよね。そういう時のために、クローゼットの奥でとっておきの一着を待機させていることでしょう。

でも、久しぶりに着てみたらすっかり似合わなくなっていて、ショックを受けることも!

特にアラフォーママの大半は、今までの勝負服がいつの間にか戦力外に変わっていて、結構焦るハズです。

そんなピンチを乗り切る知恵を、海保麻里子さん著『今まで着ていた服がなんだか急に似合わなくなってきた』の中からピックアップ。アラフォー女性が素敵に見える洋服の選び方をお伝えします。

43歳は女の瀬戸際

厳密に言えば、ターニングポイントは43歳。これを境に女性のボディラインは崩れやすくなり、以後、手持ちの洋服が急激に似合わなくなる現象が続出します。

肌の状態や体型などにハリがあれば、どんな服を着てもそれなりに見えますが、この先は、自分に似合うものと似合わないものとがハッキリしてきます。

余裕を感じさせる大人の女性に見えるか、生活に疲れたおばさん化するかの瀬戸際、それが43歳。自分に似合う洋服選びが、これまで以上に大事になってくるのです。

なじみの罠

それでも、今まで着ていた服がしっくり来なくなった……という自覚があるうちは大丈夫。自分の姿を客観的にチェックするのは難しいことです。

着慣れた服は見慣れている、という罠もあります。「何となく落ち着くな~」と思ってしまい、自身の変化に気づかない人も少なくありません。

まことに残念ですが、アラフォーからは、今までなじんでいた服が味方になってくれない可能性高め、ということだけでも、頭に入れておきましょう。

色と骨格がカギ

著者の海保さんは、「パーソナルカラー診断」「骨格診断」を軸に、女性の美しさが引き立つよう提案を行うビューティーカラーアナリストです。その人にぴったりな色、その人の骨格に映える生地や形の服をまとえば、女性の魅力は確実にアップすることを知っています。

できればそういう診断を受けて、顔の周りに肌色がよく見える色を配し、自分の骨格が活きるテイストや素材感の服を選ぶのが理想的。

しかし、仕事や家事に日々追われているママたちにしてみれば、「診断? めんどくさそう」というのが本音ではないでしょうか?

そこで、ほぼ万人向けのアドバイスを抽出してみました。ここからは、「ほとんどのアラフォー女性が、こう装えば素敵になれる!」というポイントを挙げてみます。

髪を何とかしよう

髪を整えたのちに洋服に着手する、という順番がオススメ。

髪の印象はとても大きく、ヘアスタイルが決まっていればそれだけで、何となく雰囲気美人に見えてしまうくらいの力があります。

逆に、どんなに高級な服に身を包んでも、「髪の毛ボサボサ」というだけで老けて見られることもあるので、気をつけてください。

おそらく黒い服は似合わない

アラフォー以降になると、黒い服が似合わなくなる現象が多発します。

黒の印象に引きずられて肌色がくすんで見えたり、しわが目立ってしまったりなど、デメリットが増えます。黒をまとう時は慎重に、なるべく顔から離して使うようにしましょう。

どんな色よりも暗くて重くて強い、難しい色が黒です。これが似合うのは、黒に負けないくらい、目鼻立ちのくっきりした人だというのですが……、日本人女性はあまりいないタイプなのかもしれません。