山形県から来たOさんの場合

今回は山形から新幹線で来たというOさん(30代)。

好きなバンドはマイナス人生オーケストラとゴールデンボンバー。

今日は12時から、新宿のヴィジュアル系専門店で開催されるマイナス人生オーケストラのインストアイベントに参加して、夕方から高田馬場のライブハウスで彼らの主催ライブへ、そして夜行バスで山形へ帰るそうです。

今回の遠征スケジュール

・日曜日
6時半:始発の新幹線で山形を出発

9時:東京に到着

9時〜12時:食事や買い物を済ませる

12時〜14時:新宿でインストアイベントに参加

14時〜15時:秋葉原で趣味の買い物(地方で手に入りにくいアイテムをまとめて購入)

17時〜21時:高田馬場でライブに参加

21時〜23時:移動〜ネットカフェでシャワーや休憩をとる

23時〜:夜行バスで山形へ

・月曜
6時:山形に到着

今回は日帰り遠征なので、荷物は少なめなOさん。

「よく言いますけど、チケット、財布、携帯があれば、なんとでもなりますよね。できるだけ荷物は少なくしたいです。他に必要なのは、音楽を聴くためのウォークマンと、モバイルバッテリーくらいでしょうか」

今回の遠征は荷物少なめというOさん

「本当は節約のために夜行バスで来たかったけれど、今回の遠征は直前に決めたから、バスの空きが見つからなくて。結局新幹線で来ました。行きの新幹線は"えきねっと"で8600円、帰りの夜行バスは6000円くらいです。

さっきも言ったように直前に決めたので、帰りのバスも少し高いんです。普段は早めにとればもう少し安いかも。節約のためには4列シートの方が良いんですけど、一度3列に乗ってしまうと中々戻れませんね(笑)」

遠征に欠かせないモバイルバッテリー

遠征するほど好きだという、マイナス人生オーケストラの魅力も聞いてみました!

「長年ヴィジュアル系のファンをやっていると、王道ではなくて、メトロノームだったり、マイナス人生オーケストラみたいな、ちょっと変わったヴィジュアル系に惹かれることってあると思うんですよね。マイナス人生オーケストラは、曲もライブも独特ですし、振り付けも楽しいですよね。歌詞も小説みたいなストーリー性があって、世界観に入り込めるから好きです」

ツアーがあれば1ヶ月に3、4回は遠征することもあるOさん。今月もこの週末以外に、火曜日に東京でゴールデンボンバーとベッド・インのツーマンライブのために遠征する予定があるそうです。遠征(土曜)→仕事(日曜・月曜)→遠征(火曜)とはタイトな……!

「今日も欲を言えば夜行バスじゃなくて、最終の新幹線で帰って家で寝たいですけど(笑)、山形への最終って21時前だから、開演の早いワンマンライブでもない限りは難しいですし」

今回はスケジュールがタイトですが、夜行バスなどで早朝都内についた場合の時間の潰し方はどうされているのでしょう?

「最近はネカフェ行って、身支度をしたりしていますね。余裕があれば、池袋のサンシャインの近くに24時間やってるスパがあるんで、そこでお風呂入ったり休憩したりしています。

時間が合えば友達と一緒に過ごしたりも。東京だとそういう時間の潰し方もできますけど、地方によってはそういう場所もないことがあるじゃないですか。そういう時はひたすらお城や船なんかを見てますね。観光してます(笑)」

Oさんの「遠征フォルダ」

遠征は当日だけでなく、バスや新幹線、はたまた飛行機の手配から始まっているともいえます。Oさんはスマートフォンに「遠征フォルダ」を作って管理しているのだとか。

 iPhoneに遠征フォルダ作って色々入れてますが乗り換えアプリとSuicaは全国回る時は必須ですね! 都内は住んでたことあるのでわかりますが地方だと手探りで電車バスを駆使して行くので。泊まり遠征の場合は"じゃらん"か"楽天トラベル"で調べていますね。

最後に夜行バスの過ごし方についても伺ってみました。

「寝る、とにかく寝ます。バスタについたらすぐ化粧落として寝る準備をします。最近、キレートレモンを飲んでいますね、なんとなく疲れの取れ方が違う気がします」
たしかに、キレートレモンを飲んでいるバンギャルさんは多い気がします。ドラッグストアなどで安く売っていることが多いのも魅力ですよね。

いかがでしたか? スケジュールはおのずとタイトになりがちな「遠征」ですが、お二人ともこれから始まるイベントやライブのことを、とっても楽しそうにお話されていて、こちらまで嬉しい気持ちになりました。

人の数だけ遠征スタイルがあります。いつか皆さんの遠征のお話も聞かせてくださいね!