左から「PowerDVD 15 Ultra」「PowerDVD 15 Pro」「PowerDVD 15 Standard」

サイバーリンクは、4月14日、BD(ブルーレイディスク)やBlu-ray 3D、4K、H.265コンテンツなどの再生に対応した動画再生ソフト「PowerDVD15」を発表し、同日よりダウンロード販売を開始した。パッケージ版は4月17日に発売する。

最新版は、BD/DVD/動画ファイルの映像を鮮やかでリアルな色彩で再生する高画質化機能「TrueTheater Color」を搭載。最適な色合いなどに自動調整する機能で、より鮮やかな空の青さや自然の緑を再現し、人物の肌をより滑らかに再生する。スライダーを新たに実装し、画質や音声調整がより直感的な操作でできる。

また、4K動画再生時には、再生環境にあわせて最適なレンダリング方法を自動選択することでスムーズな再生を実現するとともに、120/240fpsのハイフレームレート動画再生にも対応する。

サウンド機能では、映画館のような重低音、ボーカルレンジの増幅、エコー(リヴァーブ)によって聞きとりやすいボーカルを提供する「TrueTheater Surround」を採用。ALACやFLAC、APEなど可逆圧縮ロスレスオーディオフォーマットの再生や、Windowsのミキサーをバイパスして音声デバイスにデータを渡せるWASAPI 排他モード、DolbyやDTSなどの音声データをそのまま外部に渡すパススルー方式に対応した。

最上位版の「PowerDVD 15 Ultra」では、H.265/HEVC形式の動画がインテルやNVIDIAの最新GPUアクセラレーションの対象となり、対応環境であればCPU負荷を下げられるようになった。さらに、動画から音声を抽出する機能が加わり、任意の部分から音声を抽出してMP3/AAC形式で保存することができる。このほか、オンラインストレージサービス「サイバーリンククラウド」の容量が10GBから20GBに増量し、アップロードしたファイルを「PowerDVD 15」からストリーミング再生できるようになった。対応OSはWindows 8.1/7/Vista。

税別価格は最上位の「PowerDVD 15 Ultra」のダウンロード版が1万926円、パッケージ版が1万2000円、3D再生ができない「PowerDVD 15 Pro」のダウンロード版が8796円、パッケージ版が9240円、BDディスクは再生できない「PowerDVD 15 Standard」のダウンロード版が4444円、パッケージ版が4750円。このほか、乗り換え・アップグレード版やアカデミック版を用意する。