すごいですよね…、あのときの“熱”。ステージ上からも感じたし、お客さまからいただいた拍手でも感じました。

『クザリアーナの翼』は、地球ゴージャスの中でも一番最近のもので、皆さんの脳裏に鮮明に残っている作品だと思うんです。だからこそ、“ワァーーッ”っていう拍手も、昔の作品の拍手とは、また違ったものをいただけた感じがしました。

ーー1年ぶりに再会した“コルリ”はいかがでしたか?

1年前のコルリとは、服装も髪型も違っていたんです。“ガラコンのとき、自分はどういう気持ちで歌ってたのかな”って、すごく考えていたんです。“今日、「ミラチャイ」で聞かれるかなあ”って思っていたので。えへへ。

“ガラコンのときって、自分はコルリだったのかな? それとも、宮澤佐江がコルリを振り返って歌ってたのかな? どっちだったんだろう…”って。それが自分でもいまだ謎なんです。

やっぱりコンサートなので、“歌をしっかり歌おう、パフォーマンスをしっかりしよう”という気持ちはあったんです。けど、なんか…、うん、コルリを思い出させるように、お客さまに向かって、歌っていた感じがしたなあ。

“自分自身がコルリになりきって、お客さまに見せた”というよりも、お客さまが「あ! コルリの子!」みたいな感じで、「あの子が、この子ね」って、脳裏で結びつけるような感覚を見せられたらいいな、という感じで歌っていた気がします。

ーー言葉で表現しようとすると、難しいですね。でも、確かに、見ていてそういう印象を受けました。

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