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全身真っ白な姿をした8人組のアカペラグループ、VOCA PEOPLE(ボカピープル)が、来日公演初日の4月14日、関係者向けのプレスコールを行い、圧巻のパフォーマンスを披露した。

VOCA PEOPLE チケット情報

VOCA PEOPLEは、銀河系の彼方にある“ボカ星”からやってきたエイリアン。いっさい楽器を使わずに、8人の声だけで様々な名曲を再現する。2009年よりショーをスタートすると、YouTubeでもたちまち火が付き大人気に。これまでに北米、南米、ヨーロッパ、アジアなど世界25か国で100万人以上の観客を笑いと感動の渦に巻き込んでいる。日本には2013年に初来日し、今回が2度目となる。

手を振りながら笑顔でステージに登場すると、彼らの代表的なメドレー“ヒストリー・オブ・ミュージック”を披露。ハリー・ベラフォンテの「バナナ・ボート」でいきなり始まったかと思えば、60年代オールディーズのトーケンズ「ライオンは寝ている」で美しいハーモニーを聴かせ、観る者を一気に引き込んでいく。ビートルズ、アバ、マドンナ、ニルヴァーナらの名曲を、コミカルなステップとダンスを交えながら26曲ノンストップで歌い上げる。マイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」では、ムーンウォークも飛び出した。さらに、「スペシャル・ソング・フォー・ユー」と言うと、クマムシの「あったかいんだからぁ♪」を英語バージョンで披露した。

「どれくらいの音色を出すことができますか?」という質問には、“スクラッチャー”というメンバーが実践で返答。エレキギター、トランペットなどの楽器から始まり、動物や虫の鳴き声、ヘリコプターやレーシングカーのエンジン音、シャンパンを開ける音など、ありとあらゆる音色を披露し、関係者を驚かせた。音楽監督のシャイ・フィッシュマンは、「何の特殊効果も使わずに、8人の声だけで作り出すこのショーは、約85分間で100曲以上を披露します。小さい子どもから老人まで一緒に口ずさめるのは、世界中でもこのショーだけです」とPRした。

VOCA PEOPLEの公演は、天王洲 銀河劇場(東京都)にて4月26日(日)まで。通常のチケットに加え、終演後にロビーで60分間世界のビールを飲み放題できるチケットや、第一ホテル東京シーフォート内1階のレストラン「グランカフェ」の食事付きチケットも発売中。

取材・文:門宏

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