仕事や家事など、次から次へとやるべきことが迫る多忙な女性にとって、毎日しっかりと睡眠時間を確保するのはむずかしいもの。資生堂の化粧品専用ブランド「ベネフィーク」が行った「生活環境とスキンケアに関する調査」によると、20~40代の女性のうち71.7%が「日常的に睡眠不足を感じる」「睡眠不足を感じたことがある」と回答。とくに4月は新年度がはじまって、いつも以上にバタバタしている人も多いのでは?

慌ただしい日々において、体力や気持ちの面ではがんばれても、肌は正直者だ。生活の乱れがトラブルとしてあらわれてしまう。前述の調査によると、睡眠不足のときに感じる肌の3大トラブルは「クマ」(57.3%)、「くすみ」(47.9%)、「にきびや吹き出物」(39.3%)だという。これらのトラブルを、睡眠以外でやわらげる方法はないのだろうか?

朝の洗顔前に“蒸しタオル”を取り入れよう

そもそもなぜ、睡眠不足が肌トラブルを招くのか。その理由には自律神経が関係している。自律神経には、活動時に働く“交感神経”と、リラックス時に働く“副交感神経”がある。睡眠時は副交感神経が優位に働いて血流がよくなるが、十分に眠れない状態だと血行不良を招き、これがクマやくすみの原因となる。さらに、副交感神経が優位にならない=交感神経が刺激されていると、男性ホルモンの分泌が活発に。その結果、皮脂が増加し、にきびや吹き出物ができやすくなる――というわけだ。

過剰な皮脂と血行不良の2つを改善するために効果的なのが蒸しタオルだ。朝の洗顔前、レンジで30秒~1分ほど温めた蒸しタオルを乗せるだけでOK。温度が下がったと感じても、タオルの内側にはまだぬくもりが残っているので、外側になるよう畳み直し、今度は目に乗せる。その後はいつも通りに顔を洗い、最後に冷水で引き締める。顔の血行が良くなり、皮脂や汚れもサッパリ落ちるので、肌色が明るくなるのを感じられるはず。毛穴も引き締まって一石二鳥だ。

 

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