m-Stick MS-NH1-EMBD

マウスコンピューターは、4月20日、組み込み向けのOSであるWindows Embedded 8.1 Industry Proを搭載したスティック型PC「m-Stick MS-NH1-EMBD」を発売した。ウェブサイト、マウスコンピューターダイレクトショップ、電話通販窓口で販売する。税別価格は3万9800円。

Windows Embedded 8.1 Industry Proは、Windows 8.1 Proの全機能に加えて、業務用デバイスに必要な柔軟性や利便性、ロックダウン機能を搭載する。

ロックダウン機能はGUI管理画面「Embedded Lockdown Manager」にて設定でき、すべてのHDD領域や指定したファイル、レジストリを保護して再起動時に稼働中の全変更を元に戻せる「Unified Write Filter」や、指定したキーボード入力を制限する「Keyboard Filter」、意図しないダイアログ表示を抑制する「Dialog Filter」などを備える。また、特定のUSB機器のみを使用できるようにする機能なども備える。

本体には、AC通電起動対応のBIOSを採用し、システムを隠している場合や、離れた場所からでも電源管理ができる。コールセンターなどオペレーターシステム用途での利用時に、システムの操作ログを詳細に取得できるアプリケーション「ラネクシー MylogStar 3 Desktop 30日間ライセンス版」が標準で付属する。

CPUにインテルAtom Z3735Fを採用し、2GBのメモリ、ストレージに32GBのeMMCを搭載する。インターフェースは、USB2.0×1、HDMI出力×1、microSDXC/microSDHC/microSDカードスロットを備える。無線通信機能は、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0+LE。OSはWindows Embedded 8.1 Industry Pro 32ビット。

このほか、すでに発売済みのWindows Embedded 8.1 Industry Pro搭載PC「MousePro M-EMBDシリーズ」も、CPUなどをリニューアルして発売した。ラインアップは、「MousePro-M500E-EMBD」「MousePro-M500B-EMBD」の2モデル。

どちらも、2GBのメモリ、120GBのSSD、「ラネクシー MylogStar 3 Desktop 30日間ライセンス版」を搭載し、インターフェースはUSB3.0×4基、USB2.0×2基、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T準拠の有線LANポート、SDXC/SDHC/SD/MMCに対応したマルチカードリーダーなどを備える。対応無線通信は、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0+LE。OSは、Windows Embedded 8.1 Industry Pro 64ビット。

「MousePro-M500E-EMBD」は、CPUにインテルCeleron 3205Uを採用する。税別価格は5万6800円。

「MousePro-M500B-EMBD」は、CPUにインテルCore i3-5010Uを採用する。税別価格は7万6800円。

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