ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース) ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)

川崎ブレイブサンダースが栃木ブレックスを迎え撃つ。『2018-19 B1リーグ戦』第11節に11勝6敗で中地区2位に位置する川崎が、15勝2敗とスタートダッシュに成功した東地区1位・栃木と対峙するのだ。

【チケット情報はこちら】

10月下旬の4連敗がブレーキになっている川崎だが、ここ最近は5連勝の後、アルバルク東京に1敗を喫し、その後2連勝と上げ潮にある。5連勝の始まりとなった10月27日・琉球ゴールデンキングス戦でニック・ファジーカスが先発に復帰し、先週末のレバンガ北海道戦では篠山竜青がスタメンに戻ってきた。役者が揃い、持ち前の攻撃力が発揮されている。

川崎は前節、調子の上がらない北海道を85-69、82-74と連破した。しかも、初戦は北卓也ヘッドコーチが出場停止の中、立ち上がりからエナジー全開で前半を44-25と圧倒。5連勝時は平均27.6得点を叩き出したファジーカスは初戦17点、第2戦20点とやや抑え目となったが、その分、シェーン・エドワーズ、バーノン・マクリン、長谷川枝、藤井祐眞が得点を重ねた。初戦は4人、第2戦も3人がふたケタ得点をマークしたのだ。

ファジーカスも「自分らしいプレーができている。徐々に調子が上がってきて、瞬発力も戻っている気がする。北海道では相手ファンが多く、この雰囲気で連勝をするのは難しい。またエナジーのあるチームで簡単には勝たせてくれないので、この連勝は大きい」と自身とチームのパフォーマンスに手応えを口にした。

一方、栃木も前節・会心のゲームを披露。第1戦でリーグ随一の得点力を誇る富山グラウジーズのお株を奪うかのように96-70と圧倒。出場した11人全員が得点をマークしたのだった。翌日は富山も意地を見せ、第3クォーターまで54-54の一進一退の攻防に。第4Qにジェフ・ギブスが放ったシュートをすべて成功させ、16得点を量産し、連勝を6に伸ばした。このギブス、前日も15得点18リバウンド7アシストの大活躍を見せている。

栃木は10月21日以降、田臥勇太は戦線離脱中だが、代わって先発PGに名を連ねる渡邉裕規が攻守にわたってチームに落ち着きをもたらしている。田臥不在でもリーグ最多得点とリーグ3位の最少失点で、リーグダントツの得失点差233を記録する。リーグ2位の千葉ジェッツが+184、3位・琉球が+143、4位・アルビレックス新潟BBが+98と言えば、いかに栃木の数字が高いかわかるだろう。ちなみに川崎の得失点差は-3である。

『2018-19 B1リーグ戦』第11節・川崎×栃木は11月23日(金・祝)・24日(土)・川崎市とどろきアリーナにてティップオフ。川崎が栃木を止めるのか、栃木が連勝を伸ばすのか、それとも星を分け合うのか。注目の第11節はチケット発売中。