ファン・ウィジョ(ガンバ大阪) (C)J.LEAGUE ファン・ウィジョ(ガンバ大阪) (C)J.LEAGUE

ガンバ大阪が9連勝を飾るのか。ホーム最終戦で勝ち越しを狙う。G大阪は13勝9分13敗・勝点45の9位。第33節でJ2降格が決まったV・ファーレン長崎、第34節で17位の降格圏に甘じる柏レイソルと対峙。10連勝で今季を締め括ろうとしているのだ。

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連勝が始まったのは、9月1日・川崎フロンターレ戦だった。川崎Fの繰り広げるリズミカルなパスワークに圧倒されながらも、守備に人数を割き、ギリギリのところで体を張り続け、コーナーキックからの2得点を守り抜いたのだ。この日から中盤の底に今野泰幸が戦線復帰。システムも4-4-2から3-4-2-1に変更(第27節以降再び4-4-2に)。宮本恒靖監督は「システム、やり方も少し変えた中で1対1の局面をいかに戦うのかというところを強調した。幸先よく先制した後も選手が下がることなく、しっかりとボールに対してアタックし、最後まで全員が集中しハードワークした」と勝因を語った。

今から思うと、川崎F戦に勝利した翌週、『JリーグYBCルヴァンカップ』準々決勝で横浜F・マリノスに大敗を喫したのもいい薬となったかもしれない。第1戦は川崎F戦から先発総入れ替えで臨み0-4、第2戦は7人、リーグ戦の主要メンバーを入れたが1-3となった。このカップ戦での大敗が、指揮官により現実的な戦い方を選択させたことだろう。

9月15日・ヴィッセル神戸戦では韓国代表として『アジア競技大会』に出場していたFWファン・ウィジョが5試合ぶりにスタメンに帰ってきた。以降6試合連続7ゴールと連勝の原動力になった。守備に重きを置いても猛攻にさらされても、前半は守備一辺倒で後半勝負と割り切った戦い方をしても、ファンの決定力の高さが勝点3に結びついている。

果たして、18位・長崎、17位・柏との連戦で終始G大阪ペースで試合を進め、すんなり連勝を伸ばせるのか。5戦勝ちなし。3試合連続で無得点の長崎はすでにJ2降格が決まっている。ノープレッシャーで伸び伸び戦える長崎との対戦は得てして落とし穴になりやすいのだが……。

『明治安田生命J1リーグ』第33節・G大阪×長崎は11月24日(土)・Panasonic Stadium Suitaにてキックオフ。試合当日は紙チケットを持ったホーム側のすべての観客に非接触型のウェアラブルICを活用したリストバンド型の新たな電子チケットを提供し、3万人規模の実証実験を行う。入退場ゲートのチケットチェックや座席へのルート案内、グッズや飲食のキャッシュレス決済、スポンサー企業のクーポンの発行、スタジアム周辺の店舗の各種サービスとの連携など新たなスタジアム体験を提供するのだ。G大阪のホーム最終戦で新しいスタジアムサービスを体験してみては? チケット発売中。