ココナッツオイル×糖質制限で注意すべきポイント

糖質制限とココナッツオイルを組み合わせるだけで、実際かなりのダイエット効果が生み出されます。しかしながら、糖質制限をする場合、ある程度の知識や覚悟を持ってのぞまないと、結局のところ“欲求不満”に陥り、失敗に終わる、という痛い結果になりがち。

そこでおすすめなのが、体に絶対必要な栄養素である「タンパク質」を中心に、カロリーあたりの栄養価が高い食材(高N/Cレート食材)を積極的に食べる食事法です。

具体的には、肉・魚介・卵などの「タンパク質」を中心に据え、大豆製品や野菜、きのこ、海藻、ごまなど、昔から食べられていた「自然の素材」、そしてココナッツオイルやオリーブオイルなど「良質な脂肪」を組み合わせて食べます。そうすることで、“気がついたら糖質の摂取が減った!”“気がついたら痩せていた!”なんて、嬉しい効果が得られたりすることでしょう。

基本は、糖質制限の考え方とあまり変わらないのかもしれませんが、制限が少なくて栄養バランスがよく、代謝がみるみる上がり、おまけに満足感も得られ、長い目で見ても健康的です。

ちなみに、お菓子やパン、マーガリンなどに含まれる「トランス脂肪酸」や、サラダ油やマヨネーズなどの「精製された植物油」は、甲状腺機能を低下させ、代謝を悪くする(=太る)、というやっかいな作用がありますのでご注意。

特に、「パン」は、ダイエットにも要注意ですよ!

【参考】
・『ココナッツオイル健康法』ブルース・ファイフ/WAVE出版
・『2週間で効果がでる! 白澤式・ケトン食事法』白澤卓二/かんき出版
・『森拓郎のやせる食事 実践編』森拓郎/辰巳出版
・『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな』渡辺信幸/講談社
・『老けたくないなら「AGE」を減らしなさい』牧田善二/SB新書

ライター/女子栄養大学 食生活指導士1級。学生時代からさまざまな体調不良に悩まされたこともあり、健康的な生活習慣について学び始める。現在は専門家を中心に取材活動を行い、おもに食、健康、美容、子育てをテーマにした記事を発信。乗りもの好きな1男の母でもある。