3. 願望が現実と化している

筆者は保育園で仕事をしていますが、ある子が「僕、昨日、ママとパパとディズニーランドに行ったんだ!」と言うと「私も昨日、行った」「僕も行った」と数年前のことを、さも昨日のことのように言う子が複数います。

「また行きたい」という願望が、そのような発言をさせているだけ。過去も今も混同しているのです。それほど楽しかったのですね。

この時、大人が「嘘をつくんじゃない!」などと叱ってはいけません。「そうなの」と軽く流すだけでいいのです。

嘘をつくのが人間です。相手のことを思って本当のことを言わない嘘をつくこともあります。成長の一過程です。子どもの嘘の背景を考えて、うまく対応していきましょうね。