パルコ・プロデュース公演「burst!~危険なふたり」の開幕直前囲み会見が29日、東京都内で行われ、SMAPの草なぎ剛、香取慎吾が出席した。

 本作は、三谷幸喜による書き下ろし二人芝居。演出を手掛ける三谷と三人での稽古は二週間ほどと短期間だったといい、草なぎは「慎吾と稽古する期間がもう少しあった方がお互いの呼吸も合うけど、チームワークはばっちりだと思います。せりふが多いので大変でしたが無事に初日を迎えられて幸せな気分です」と語った。

 香取との二人芝居について草なぎは「10代のころからそんなような話をしていたので、20年越しぐらい」と念願だったといい、香取も「二人でいろいろなところで舞台をやりたいとつぶやいていたらつよぽんが『三谷さんに書いてもらおうぜ』と。それをどこからか聞いた三谷さんが『本気ですか?』と来てくれたのが実現しました」と明かした。

 草なぎが役者として作品を作り上げていく過程を一番近くで目の当たりにした香取は「結構知らなかったこともありました。酵素のジュースやすっぽんのスープをボトルに入れて飲んでいたり。喉にいいから舐めなさいと飴もくれて、大御所の女優さんみたい」と笑わせ、草なぎは「体が資本じゃないですか。普段はしていないけど、経験上、先に手を打っておかないと大変なことになるので」と苦笑交じりに語った。

 また、SMAPメンバーは見に来るのかと問われた草なぎは「(稲垣)吾郎さんは舞台好きですし、来てくれるようなことを言っていました」と期待を寄せ、香取は「俺はこの前木村くんを誘いました。『ドラマ中だぜ?』と言うので、分かってるから来てよというところまで話しました」と無邪気なやりとりを明かした。

 さらに草なぎは「いつもだと僕が舞台をやっていても上の二人(中居正広と木村)は来てくれないんですけど、気になっているのかストレートに状況を聞いてくれたり。こんなの初めてだよね」と驚いた様子。香取も「二人がどうしちゃったんだろうというぐらいすごく優しい。知っているのに知らないふりして20年間やってきたのに。SMAP怖い」と笑いを誘った。

 舞台は東京・渋谷のパルコ劇場で6月2日まで上演。