『ヒューゴの不思議な発明』

米アカデミー賞で最多11部門にノミネートされているマーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』に出演しているクロエ・グレース・モレッツの最新コメントがこのほど到着。本作の魅力や巨匠スコセッシ監督との仕事について語っている。

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『ヒューゴの不思議な発明』は、1930年代のパリを舞台に、父を失い、時計台に隠れ住んでいる少年ヒューゴが、父が遺した機械人形に隠された秘密と、自らの人生を大きく変えてしまう“秘密のメッセージ”をめぐって壮大な冒険を繰り広げる様を描いた作品。

本作で彼女が演じたのは、主人公ヒューゴが駅で出会った玩具店の店主ジョルジュの養女イザベル。彼女はヒューゴと行動を共にするだけでなく、ヒューゴの夢をかなえるために大きな役割を果たす。クロエは「ヒューゴとイザベルは、自分たちの人生だけでなく、もっと大きな秘密を知ることになる。両親を亡くしたふたりは、お互いを必要としているの。“誰もが愛を必要としている”というのは、この作品の大きなテーマよ」と分析し、本作のもうひとつの大きなテーマは“映画愛”だという。「脚本を読んで、これは“映画作りへのオマージュ”だと思ったわ。映画の創始者への感謝が込められているの。スコセッシ監督はとても長い間、映画の世界に身を置いて、多くの映画を作ったし、仲間もたくさんいる。そんな彼がこの作品を作ったことはとてもスゴいことだと思うわ」。

ちなみにスコセッシ監督は、ロバート・デ・ニーロやレオナルド・ディカプリオらスター俳優とタッグを組むことが多いが、クロエは「監督は誰に対しても同じように接するの。大スターも無名の俳優も平等に扱うから現場はすごく自由な雰囲気よ。大人と同じように接してもらって、すごく良い経験になった」と振り返り、「スコセッシ監督の映画に出るなんて信じられないって思ったわ。夢みたいだもの」と喜びのコメントを寄せている。

『キック・アス』のヒット・ガール役で人気を集め、本作に続く出演作『ダーク・シャドウ』ではジョニー・デップと共演するなど、若手俳優として圧倒的な注目を集めるクロエ・グレース・モレッツ。彼女が、映画界を代表する巨匠スコセッシ監督の下でどんな演技を見せるのか? 彼女のファンならずとも気になるところだ。

『ヒューゴの不思議な発明』

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