写真左より、畠山健介日本代表主将、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ 写真左より、畠山健介日本代表主将、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ

4月30日、『アジアラグビーチャンピオンシップ2015』香港代表戦の日本代表メンバー発表記者会見が行われた。エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ(HC)は、3番(右プロップ)に主将の畠山健介、7番(右フランカー)に2キャップ目の村田毅、11番(左ウイング)にスーパーラグビーに参戦中の山田章仁、14番(右ウイング)に2キャップ目の松井千士、15番(フルバック)に不動の五郎丸歩らを選出。ジョーンズHCと畠山主将は、ラグビー日本代表の応援キャラクターに決定した手塚治虫原作の漫画『鉄腕アトム』のコラボレーションTシャツを着て登壇した。

アジアラグビーチャンピオンシップ2015 チケット情報

指揮官が「我々はベストの23名を選んだ。このゲームのために2週間にわたりタフなトレーニングをしてきた。前の試合よりもいいパフォーマンスができると信じている」と語れば、主将も「23名がいいパフォーマンスができるようにいち選手、そしてリーダーとして役割を果たしたい」とキッパリ。

ジョーンズHCは5月2日(土)・秩父宮ラグビー場で開催される香港戦を点では捉えていない。「香港戦だけではなく、これからの試合すべてが『ラグビーワールドカップ(RWC)』へ向けての積み重ねとなる。『RWC』への道であり、9月19日(土)(南アフリカとの初戦)にチームをピークへ持っていくためにやる」。ゆえに、ポジション争いも激化する。ジョーンズHCはウイングのポジションに言及した。「ウイングには藤田(慶和)、松井、山田、カーン・ヘスケス、松島幸太朗の5人がいる。『RWC』のメンバーは3枠だろう。山田がその3枠に入るかどうかのテストになる」。

2003年『RWC』で豪州代表を準優勝に導き、2007年『RWC』では南アフリカ代表のアドバイザーとして優勝に貢献した世界的名将の要求は高い。長足の進歩を見せるスクラムについても、「非常に上達しているが、『RWC』を考えるとまだまだやるべきことはある」と指摘する。畠山も「(昨年 11月の)グルジア戦からしっかりミーティングをして、選手たちでお互いに確認しながら進めている。まだ完成していないし、やり続ける中で見えてくるものもある」と同意した。さらに主将は「『RWC』メンバーにふさわしいゲームをしてくれるたろう」と語った。

『アジアラグビーチャンピオンシップ2015』は、5月2日(土)・秩父宮ラグビー場で日本代表×香港代表、5月9日(土)・レベルファイブスタジアムで日本代表×韓国代表がキックオフ。香港戦では日本代表応援キャラクター・鉄腕アトムが来場し、オリジナルグッズも販売される。また、日本代表の桜ジャージを着た来場者には、日本代表選手のテストマッチ出場歴を示すキャップに相当する桜レガシーをプレゼント。チケット発売中。