写真左から上田栄治 日本サッカー協会特任理事・女子委員長、佐々木則夫監督、野田朱美日本サッカー協会女子委員長 写真左から上田栄治 日本サッカー協会特任理事・女子委員長、佐々木則夫監督、野田朱美日本サッカー協会女子委員長

5月1日、『FIFA女子ワールドカップ カナダ2015』に臨む日本代表・なでしこジャパンのメンバー23名を発表した。また、同メンバーで5月24日(日)・『MS&AD なでしこカップ2015』・香川県立丸亀競技場および5月28日(木)・『チャレンジカップ2015』・南長野運動公園総合球技場を戦う。

なでしこジャパン チケット情報

大会2連覇をかけ、W杯に挑むメンバーは以下の通り。

■GK
福元美穂(湯郷ベル)、海堀あゆみ(INAC)、山根恵里奈(ジェフL)
■DF
近賀ゆかり(INAC)、上尾野辺めぐみ(新潟L)、岩清水梓(日テレ)、鮫島彩(INAC)、有吉佐織(日テレ)、北原佳奈(新潟L)、川村優理(ベガルタ)、熊谷紗希(オリンピック・リヨン/フランス)
■MF
澤穂希(INAC)、安藤梢(1.FFCフランクフルト/ドイツ)、宮間あや(湯郷ベル)、川澄奈穂美(INAC)、阪口夢穂(日テレ)、田中明日菜(INAC)、宇津木瑠美(モンペリエHSC/フランス)、永里亜紗乃(1. FFCトゥルビーネ・ポツダム/ドイツ)
■FW
大野忍(INAC)、大儀見優季(VfLヴォルフスブルク/ドイツ)、菅澤優衣香(ジェフL)、岩渕真奈(FCバイエルン・ミュンヘン/ドイツ)

今回代表メンバー入りした23名中、17名が2011年の『FIFA女子W杯・ドイツ大会』での優勝経験者となる。なでしこジャパンを率いる佐々木則夫監督は、「カナダ大会も、我々はチャレンジという精神を忘れずに(戦う)。何と言っても連覇に挑戦できるのはなでしこジャパンだけ」と気を吐いた。メンバー選考の基準については、「戦える意欲のある、最後の最後まで諦めないチームに出来るメンバーをメインに選考した。なでしこらしい戦いが出来る23名はこれであろうという判断のもとに選んだ」と語り、「“小手先ではなく、途中から出てもしっかりハイパワーで自分の力を出して戦える選手たち”というテーマを掲げた。若手と未来の(なでしこの)ためにというイメージもあったが、最終的には連覇に向け逆算して、戦える選手、意識の高い選手を選考した」と続けた。

また、6大会連続出場となる澤について佐々木監督は「INACでのプレーパフォーマンス、90分間の集中力、そしてチーム内で誰よりも体を張ってスライディングをする意欲など、澤の現在のパフォーマンスはなんら問題ない」と文句なしの選出であることを話した。さらに、「ピッチ内外含めて総合的にチームの柱として頑張ってもらいたい。チームに彼女というエキスが入ることによってパワーアップする。キャプテンは宮間あやにやってもらうつもりだが、それを支える大きな要因にもなる」と主将についても言及した。

『FIFA女子W杯』の前哨戦となる、5月24日(日)・ニュージーランド戦および5月28日(木)・イタリア戦のチケットは発売中。