表参道ヒルズの一角に現れた和テイストの空間。もともと“場づくり”を本業とするBambooCutによる、細部へのこだわりが至るところに垣間見られる。店内には、写真家・浅田政志さんの梅干しをテーマにした写真作品がずらり。“梅干しに見える”色々な写真も展示されている。また、企業や個人による梅干し100個を並べた展示もあった。
 

 その他にも、梅干し風の赤いランプ、天井から下がる壺のペンタントランプ、梅干しご飯を描いた絵画など、いたるところ梅干しだらけ。箸置きも梅の花をかたどったもの。こちらは『にっぽんの梅干し展』が京都に巡回した際にたまたま見つけ、「次回のイベントに使える!」と購入したそう。
 

白木のカウンター、墨で書かれたお品書き、内装など、一見すると小料理屋のよう。詰めれば10人ほどのカウンター席には、オープン直後からお客さんが途絶えることがなく、グッズ売り場もにぎわっている。ずらりと並んだ梅干しを眺めているだけで、口の中がキュンキュンしてくる。

藍色のジンベエ姿がめちゃくちゃカッコイイBambooCutのイケメンスタッフに、オススメを聞いて注文をしてみた。
 

 注文したのは、以下の梅干し。
・「うぐいす」+ 玄米茶(たままい。)
・「キムチ梅」+ クキ茶(篠崎)
 

「うぐいす」は、甘めが苦手な人にも、梅の味がしっかりしていて、オススメだそう。何はさておき見ているだけで口の中に、じゅわっと唾液が出てくる。
 

肉厚な果実をちょびっと頂くと、さらにじゅわわっと唾液があふれる! そして、上品な甘みを一瞬感じた後、すっぱさもしっかり後追いしてくる。唾液にあふれまくったお口の中を、香ばしい玄米茶がさっぱりと流してくれる。

「ご、ご飯ください…!」(心の声)