ヒョウモンダコ:黄色地に紫色の水玉が美しい。大きさも5cmほどで非常に可愛らしい。思わず連れて帰って水槽で飼いたくなってしまうが、フグと同じテトロドトキシンという毒を持っている。

なんと一かみで7人を麻痺・死亡させるレベルの毒だ。カワイイからと言ってあなどってはいけない。

オニヒトデ:全身を覆うトゲに毒がある。裸足で踏みたくない生物ランキングがあれば、間違いなく上位に入るだろう。サンゴを食べてしまうことでも知られている。

そう聞くと何となく悪そうな奴に見えてしまうが、通常は成長が早いサンゴを齧るのでサンゴ礁の多様性を維持する役目も果たしているのだとか。

フグの仲間:ユーモラスな表情の「コクテンフグ」、「キタマクラ」というインパクトある名前のフグも。フグは青酸カリのおよそ1000倍とも言われる毒を持つ。

それにしても「北枕」なんて不吉な名前だ……。『フグ目フグ亜目フグ科キタマクラ属』らしい。絶対に食べたいとは思わない。

アナゴ:意外と知られていないがアナゴの血液には毒が含まれている。そんな機会はないと思うが、生血を大量に飲むと危険らしい。もし自分で調理する場合は60℃、5分以上の過熱をすること。

クマノミ:クマノミと言えばイソギンチャク。イソギンチャクの触手には「刺胞」という毒針を出す細胞があるが、クマノミは身体の表面から特殊な粘液を出しており、刺されることはない。イソギンチャクはクマノミにとっては安心な『毒の家』だ。