試合後、勝利をサポーターとともに喜ぶ浦和レッズの面々 (C)J.LEAGUE PHOTOS 試合後、勝利をサポーターとともに喜ぶ浦和レッズの面々 (C)J.LEAGUE PHOTOS

5月2日、ガンバ大阪とのナショナルダービーを制し、唯一の無敗をキープした浦和レッズ。『明治安田生命J1リーグ』1stステージで消化試合が1試合少ないながら、がっちり首位を守っている。G大阪戦だけではない。4月25日・名古屋グランパス戦、4月29日・ヴァンフォーレ甲府戦と昨季終盤戦でことごとく勝点を落とした相手からキッチリ勝点3を奪っている。昨季終盤の大失速のキッカケとなる完敗を喫したべカルタ仙台にも5月10日(日)にリベンジを果たし、首位固めといきたいところ。

浦和ホームゲーム チケット情報

浦和がユアテックスタジアム仙台に乗り込む5月10日(日)、ホームゲームの1stステージ終盤3試合のチケットが発売となる。埼玉スタジアム2002でキックオフを控える第13節・5月23日(土)・鹿島アントラーズ戦、第15節・6月7日(日)・清水エスパルス戦、第17節・6月27日(土)・アルビレックス新潟戦の3試合の前売券が一般発売されるのだ。

週末には引き分けひとつを挟み、ユアテックスタジアム仙台で4連敗中の仙台戦、来週には同じ勝点23の2位につけるFC東京戦、5月30日(土)には試合終了間際に同点に追いつかれG大阪に逆転を許した昨季の「ベアスタの悲劇」の記憶も新しい鳥栖戦と、これからひと山も、ふた山も残っているが、多くのレッズサポーターは「三度目の正直で優勝決定の瞬間を分かち合いたい!」と思っていることだろう。

そもそも、リーグ優勝とステージ優勝は似て非なるもの。そんなことは、レッズサポも重々承知している。しかし、浦和に声援を送り続けたサポーターは過去2年の急失速の傷を癒したいのである。痛みを和らげてくれるのは、歓喜の瞬間しかない。

『ACL』でグループステージ最下位となったが、1stステージ終盤戦は過密日程から解放された。第14節・鳥栖戦も浦和は中6日で鬼門へ乗り込むのに対し、鳥栖は『ナビスコカップ』アウェイでの甲府戦から中2日で対峙する。

9試合で4失点とリーグ最少失点の堅守は健在。無失点試合も5試合を数える。ズラタン、武藤雄樹、梅崎司のトライアングルがコンビネーションを高めるとともに、興梠慎三が5月5日、ブリスベンとの『ACL』グループステージ最終戦で戦線復帰すると初ゴールも挙げた。ペトロヴィッチ監督が築き上げた、最終ラインから細かいパスをつなぎ、相手守備網の綻びを突く、ポゼッションサッカーもさらに洗練されてきた。機は熟したと言える。

レッズサポ以外は「二度あることは三度ある」と反論するだろう。だが、レッズサポーターは「三度目の正直」を信じている。歓喜の瞬間は最終節か、第15節か、はたまたアウェイで訪れるのか。『明治安田J1』1stステージ・浦和ホームゲーム終盤3試合のチケットは5月10日(日)午前10時より一般発売。

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