普段それほどオタク趣味じゃない人も、強く記憶に残っている漫画やアニメが1つや2つはあるだろう。友達や同僚で「そういえば日曜の昼に家族で再放送見てたわー」「クラスで必ず一人は真似してる奴いたなぁ」などと共通のネタに盛り上がった経験も少なくないはずだ。
今回は知名度が高い漫画&アニメを題材にして、その名ゼリフ・印象的な演出などが擬似的に再現できる“ジェネレーター”サイトを紹介していきたいと思う。

(※利用方法や注意点は各サイトの記述に従ってください)

ルパン三世風タイトルメーカー


モンキー・パンチ氏の原作漫画をベースに、今なおキャスティング変更しながら続いている有名アニメ『ルパン三世』。そのテレビシリーズで特徴的だったタイトルコール画面を(それっぽく)再現できるサイトだ。使い方はシンプルで、表示したい文字を入力してから「作成」ボタンをクリックするだけ。カシャカシャカシャ…とタイプライター音が流れ、それに合わせて浮かび上がる白い文字、最後にチャラララ~ン!と音楽が流れる例のアレを気軽に楽しめる。


「諸君、私はほにゃららが好きだ」ジェネレータ


平野耕太氏の代表作『ヘルシング』。吸血鬼ハンター・狂信者・ナチス残党が入り乱れて争うこの人気アクション漫画はまさに名言の宝庫だが、なかでも秀逸なのが単行本4巻で披露された敵ボス(少佐)の演説シーンだろう。「諸君、私は戦争が好きだ」からはじまるこの演説は原作漫画で10ページ以上が割かれ、アニメ版でもベテラン声優の飛田展男氏が6分間にわたり熱演。平野氏がもつ独創的な言語センス、そして敵側の圧倒的な狂気をあまさず詰め込んだ名シーンである。
「諸君、私はほにゃららが好きだ」ジェネレータではこの一連の演説セリフを自分の好きなテーマで再現できる。なにせ元の演説が長文なので入力項目数も多いが、やってみると非常に楽しい。


サザエさんエピソードジェネレーター


長谷川町子氏によって戦後間もない昭和21年から6000話以上が執筆され、現在もテレビアニメ版が高視聴率で放送されている『サザエさん』。毎回3パートに分けて表示されるエピソード(次回予告)を、いかにもそれっぽく自動生成してくれるのが「サザエさんエピソードジェネレーター」だ。あらかじめ登録された語句からランダムにチョイスしているらしく、たまに「うきえさん愛のムチ」「イクラのゴミ箱」といったシュールな次回予告が出てきて笑わせてくれる。

ガンダム風二つ名ジェネレーター


誕生から30年以上を数えるロボットアニメ『機動戦士ガンダム』。現在もテレビやOVAで新作がリリースされ、ガンダム専門のコミック誌まで刊行されている名門ブランドである。初代ガンダムの時代から「白い悪魔」「赤い彗星」「シャアの再来」「エンデュミオンの鷹」などパイロットの二つ名(あだ名)が豊富なのもガンダムシリーズの特徴だが、それを自動生成してくれるのが「ガンダム風二つ名ジェネレーター」だ。ユーザーが何か入力する必要はなく、ボタンを押すたびにオリジナルの二つ名をからめたセリフが表示される。