ーー栄養不足とは、どういったことですか?

(すみ先生)今の世の中、ちゃんとこれだけ色々なものが売っているから、食事は何でも自由に食べられるはずなんだけど、朝ご飯にカフェオレと菓子パン、夜はビールと唐揚げとお総菜なんかで済ませてしまって、結果的にお腹は膨れても体に必要な栄養素がまったく足りていない、というケースが多いですね。

その結果、日本の女性は肩こり、冷え、生理痛、むくみ、疲れやすいといった症状を訴える人が多いんです。これは、実際の日本女性たちの食事内容調査を診たところ、血行不良と栄養不足という結果が顕著に現れていました。

カフェオレと菓子パンなどで朝食をサッと済ませていませんか?

ーー私、まさに栄養不足状態の食生活を送っています! どうすればいいでしょう!?

(すみ先生)このように栄養不足から血行不良に陥っている場合、血液やエネルギーの流れををよくしたりするために、特に「赤色の食材」や「黒色の食材」を食べることによって、血の汚れを取ってもらいつつ、少なくとも、生理痛がないようにしてもらうというのがまず初めにしていただくことですね。
この赤と黒の食材については後ほどご説明しますね。


体を温め、血行不良を改善して子宮力アップ! そのために食べるべき食材は!?

(すみ先生)それでは大敵の「冷え」の改善についてお話しますね。これは、体を温める食材として非常に一般的な食材ではありますが、しょうが、ネギ、ニラなどをコンスタントに食べると本当に体温があがってくるんですよ。

例えば平熱で35°台しかない女性の場合、高温期になっても36°台の前半くらいにしか上がらないんです。そういう状態だとどうしても子宮力が下がったままで妊娠しにくいので、平熱自体を上げていってあげるためには、冷えを取ってあげなくちゃいけない。

そのために、体を温めるしょうが、ネギ、ニラ、シナモンなどの食材を普段の食事に取り入れることがとても重要です。食べ物で、体温を上げるんです。

体を温めるしょうが、ねぎ、にら、シナモンパウダー

ーー量的なものはどう考えればいいですか?

(すみ先生)そうですね、冷えを確実に感じている女性であれば、だいたいこのような目安でいいかと思います。

・しょうが10g=親指大くらい。
・ねぎは一日一本くらい。これは細い白ネギの場合。
・シナモンパウダー。これは常備しておいて、合う料理やドリンクにはこまめにかけて使ってください。