四姉妹を演じた(左から)広瀬すず、長澤まさみ、綾瀬はるか、夏帆

 映画『海街 diary』の完成披露イベントが11日、東京都内で行われ、出演者の綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、大竹しのぶ、風吹ジュン、リリー・フランキーと是枝裕和監督が出席した。

 吉田秋生氏のベストセラーコミックを映画化した本作は、鎌倉で暮らす三姉妹(綾瀬、長澤、夏帆)と異母妹の四女(広瀬)が、複雑な思いを胸に本当の家族になっていくまでの1年間を描く。

 綾瀬は「“おいしょがしい(お忙しい)”中、お集まりいただき…」といきなりかんでしまい、相変わらずの“天然ぶり”を見せたが、演じたしっかり者の長女について「すごく生真面目で不器用、長女なので背負っているものがたくさんあるという女性でして。(周囲には)あれが本当の私ですと言っています」と自信たっぷりに語って笑いを誘った。

 また本作が、13日から開催される第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されることが決定。是枝監督と共に“四姉妹”が出席する。綾瀬は「ワクワクとドキドキと、世界の方がどういうふうに見てくださるのかがすごく楽しみです」と喜んだ。

 広瀬も「海外でいろいろな人たちに見てもらうという経験が私自身初めてなので想像がつかないのですが、楽しみに思います」と期待を寄せた。

 留守番となるリリーは「世界の三大映画祭に日本の作品としてこの四人が歩くわけですから誇らしい。ぜひ四人とも露出多めのドレスで。すずはいいから、お姉ちゃんたちに期待して」と後押しした。

 映画は6月13日から全国東宝系ロードショー。