手間と時間を惜しまない

何となく頼まれた事は、ついつい後回しにして、忘れてしまいがち。例えば「どこか、美味しい和食のお店ないかなぁ?」といった、頼まれたのか、ただ呟いたのかわからないシチュエーションでは、気にも止めないかもしれません。

でも、愛される女性は、そんな小さな(頼まれたのかどうかわからないような)頼まれ事を解決するために、手間や時間を使うことを惜しみません。

愛され女子のひとりA子さんは、飲み会の席で隣り合った男性と、絵画の話で盛り上がりました。男性が「絵を教えてくれる人、いないかなぁ」というひと言を聞いたA子さん。

話の流れから出た「習ってみたい」のひと言ですから、本当に習いたいのかどうかはわかりません。そして、A子さんは「私の知り合いに、美大の教授がいるから聞いてみようか」と軽い返事。その場だけのやりとりという印象でした。

それから数日後、A子さんからその男性に「教授に聞いてみたけど、絵を習える聴講生のシステムはないんですって。ごめんね」と電話がありました。男性のために、その教授に問い合わせるという手間と時間をかけたA子さん。

その男性は「自分のために、わざわざ問い合わせて調べてくれる、気遣いが嬉しいよね。A子さんが愛されるのわかる」と言っていました。きっとこの男性は、A子さんから頼まれ事をしたときは、応えてあげることでしょう。

 

自分が与えられるものは、相手に惜しまず与え、時間や手間は惜しまず使うと、与えてもらった相手は、与えることを惜しまないその姿に感動するもの。そして、相手から慕われるようになります。そして、慕われると、女子はもっと与えたくなる……という、好循環が起きるので、愛され女子はいつも愛されているのです。

もしもあなたが、彼に「してもらいたい」と思う事があるなら、まずは、自分から与えてみてはいかがでしょうか?

大学院卒業後、銀座のクラブホステスになるという異色の経歴の持ち主。「銀ホスライター」として、老舗クラブで磨いたコミュニケーション術&営業テクニックを、悩めるビジネスパーソンに向けて紹介。恋愛・結婚・出産など、女性にとって身近な問題を研究し「今よりちょっとだけ人生を豊かにする方法」を提案しています。