おいしいまま冷凍、時短調理! まとめ買い向けの冷蔵庫、三菱の「MR-RX47T」

2012.2.27 19:35配信
三菱電機のRXシリーズ「MR-RX47T」

三菱電機が今年1月に発売したRXシリーズ「MR-RX47T」は、とことん冷凍にこだわった冷蔵庫だ。おいしさをキープしながら冷凍保存できるマイナス7℃の「切れちゃう瞬冷凍」と、まとめ買いした冷凍食品をしっかり保存するマイナス18℃の大容量冷凍室という、二つの冷凍室をもつ。小さな子どもがいて毎日忙しい家庭や、土・日曜にまとめ買いをする共働きの家庭などには、特に強い味方になってくれる。

●平均利用期間は12年弱、なかなか難しい冷蔵庫選び

内閣府経済社会総合研究所による平成22年の消費動向調査によると、冷蔵庫の買い替えサイクルは、平均で11.7年。携帯電話の3.4年、掃除機の7.3年に比べて長く、冷蔵庫が耐久消費財の代表選手であることがわかる。

これだけ長くつきあう製品だけに、冷蔵庫選びはどうしても慎重になる。当然のことだが、冷蔵庫はメーカーごとにイチオシの機能が異なる。冷凍機能や野菜室の充実、チルドルームの性能など、各社がそれぞれの「こだわり」を打ち出しているのだ。今回の「MR-RX47T」の発売元、三菱電機は、冷凍機能にこだわりをもつメーカーだ。

●冷蔵庫の使い方が変わる「切れちゃう瞬冷凍」

三菱電機がこだわる冷凍機能の最大の特徴は、約マイナス7℃で冷凍する「切れちゃう瞬冷凍」だ。一般の冷凍室は約マイナス18℃以下で冷凍するが、約マイナス7℃だとカチカチに凍ることなく、包丁で切れる程度の硬さになる。

例えば、ひき肉の塊も使う分だけ切り分けできるし、ソース類もつくり置きして、必要な分だけスプーンですくって使うことができる。また、イカや鶏肉の皮など、常温では切りにくいものも、「切れちゃう瞬冷凍」すると切りやすくなる。冷蔵室だと数日しか保たない食材も「切れちゃう瞬冷凍」では約2~3週間保存できるので、安いときにまとめ買いしたけれど食べきれず捨ててしまった……ということを減らせる。

実際、使ってみて驚いた。私は生後8か月の子どもがいるので、離乳食調理が欠かせない。おかゆはつくり置きして毎週冷凍しているが、これが結構大変だ。大きめの製氷皿に入れて冷凍し、いったん外に出してまわりを軽く解凍してからでないと製氷皿から外れない。やっとブロックにできたものを冷凍室に保存するのだが、調理時の解凍もちょっと手間だ。

これが、「切れちゃう瞬冷凍」だと大きめの容器に入れておくだけ。1-2日はスプーンですくえるほどの硬さで、その後も使う分を包丁で簡単に切り分けられる。全体を切り分けて袋に入れ、冷凍に移して保存する方法もおすすめだ。野菜や煮魚のペーストも同じように簡単にまとめてつくれることができ、圧倒的にラクだ。ワンパターンになりがちだったメニューのバリエーションも増やすことができた。

また、冷蔵だとあまりもたず、かといって冷凍すると解凍が面倒……という食品にも便利だった。わが家では、意外と賞味期限が短い納豆、カレーのときだけ必須の福神漬け、お好み焼きをするときにだけ使う紅ショウガを「切れちゃう瞬冷凍」した。

これらの食品は、毎回1パックは使い切れず、小鉢に入れて冷蔵で保存するものの、賞味期限切れでダメにしてしまっていた。これが、「切れちゃう瞬冷凍」しておけば約2~3週間保つうえに、解凍せずそのまま使える。冷凍室の隅にしまい込むこともない。ちょっとした食材をムダにしなくてすむのは、精神衛生上もありがたい。

●特許技術の「微粒子凍結」でごはん・肉・野菜をおいしく冷凍

三菱電機の「切れちゃう瞬冷凍」には、「おいしさを逃さない」という大きな特徴がある。単にマイナス7℃で凍らせているだけではなく、食材を芯から均一に凍らせる「微粒子凍結」の技術を用いているのだ。食品の細胞破壊を抑えるので歯ざわりがよく、解凍時の肉のドリップも少ない。これは「過冷却」という現象を利用したシステムで、三菱電機の特許技術だ。

一般的に冷凍するとパサパサになってしまうジャガイモやタケノコ、ピーマン、タマネギなどの野菜も、「切れちゃう瞬冷凍」だと食感をそのままに冷凍できる。つまり、これまでできなかったカレーや、肉じゃがの冷凍なども難なくできるわけだ。

実際に使うと、「切れちゃう瞬冷凍」は、大人の一週間の夕食作りに便利だった。わが家は、子どもが小さいうえに、さらに共働きなので、夕食づくりにかける時間がほとんどない。土・日曜に平日のメニューの仕込みをしているのだが、月曜は鍋、火曜はカレーなどとメニューをあらかじめ決めておき、煮るだけや温めるだけの状態にしている。ただ、さすがに野菜を切っておくのは鮮度が落ちることもあってなかなかできず、毎回当日にやっていたが、これが時間がないときだと案外面倒だった。

これが「切れちゃう瞬冷凍」だと、冷凍できない野菜の“タブー”が少ないので、使う分をあらかじめ切って一回分をジップロックにまとめてしまう、というところまでできる。冷凍できないからと避けてきたジャガイモやタマネギ、ニンジンなどもしっかり冷凍できるので、簡単にメニューに使えるようになった。野菜の下ごしらえは意外に大変だが、まとめて一気にやってしまうことで手間も減った。

炊いたごはんの冷凍も、「切れちゃう瞬冷凍」ならアツアツのまま、冷凍できるので、水分を保ったままモチモチした食感を維持できる。また、これまでいいお肉は冷凍して味が落ちるのが怖くて冷蔵保存していたのだが、これは意外に日もちしない。しかし、「瞬冷凍」なら解凍時のドリップを抑えられ、おいしいまま。週の後半でもお肉がメインのメニューが食卓に上がるようになった。

●まとめ買いに便利な大容量の冷凍室

わが家はこまめにスーパー行く時間がなく、週末にまとめ買いをすることが多い。「MR-RX47T」だと、大量に買ったひき肉や鶏肉をある程度のブロックに分けておけば、大容量の冷凍室にとりあえず保存して、使う分だけ「瞬冷凍室」に移して使い切る、という方法で調理できる。

また、いざというときは「瞬冷凍室」を、温度設定を下げて冷凍室として使うこともできる。いろいろな意味で、本当にまとめ買いに適した冷蔵庫だ。

下段にある野菜室も容量はたっぷり。ハクサイやホウレンソウなどは立てて収納できるし、スペースがあまれば1.5Lのペットボトルを2本入れられるスペースもある。場所を取るキャベツも横に2個、余裕をもって入れられる。

さらに、この野菜室にはオレンジLEDの光でビタミンCを約10%アップさせる機能や、「うるおい冷却」で湿度を適度に保ち、ラップなしでもみずみずしさを長もちさせる機能もあり、野菜室としては十分な機能をもっている。

●時短調理ができる「快速チルド」

作業時間を短くできるという点では、冷蔵室にある「快速チルド」が便利だ。0℃に設定されているこのチルド室には専用のファンがあり、大きな冷蔵室全体ではなく、チルド室の中だけを急速に温度調整する。

例えば、常温のビールも「快速チルド」で冷やせば、通常よりも早く冷やすことができる。ポテトサラダのあら熱取りやゼリーを固めたいときなども、同じようにファンが冷気を循環させて急速に0℃にしようとするので、すばやく仕上がる。また、冷凍室でカチカチに凍らせていたお肉などを急速解凍することもできる。使い方を覚えておくと、いざというときに便利だ。

使い勝手もいい。冷蔵室の最上段には「回るん棚」があって、奥にある食品でも簡単に取れる。このスペースにはついつい小さな調味料を入れ込んでしまい、あったことを忘れたまま賞味期限切れにしてしまうことも多いが、「回るん棚」ならそんな失敗も防げる。背が高くない人でも、最上段が使いこなせる。実際に使うと、ここに調味料を最大限まとめて置けるので、冷蔵室内のほかの段を有効活用できると気がついた。

省エネでも優等生だ。年間消費電力量は210kWh/1年と、かなり省エネ性は高い。全室独立設計で、ドアを開閉したときの影響がほかの部屋に行きにくく、また16個のセンサで温度管理を行って、意識せずに節電できる。操作パネルの「節電モニター」では、節電効果が高いときには目盛りが多く光るという工夫があって、ちょっとした達成感も感じられる。

「MR-RX47T」の年間消費電力量は、三菱電機のたった6年前の機種と比べて、約74%減。毎年の電気代を考えると、より省エネで便利な冷蔵庫に買い替える、という選択も十分現実的だ。冷凍機能をよく使い、常に冷凍室だけがいっぱい、という家庭なら、古いままの冷蔵庫を故障するまで使い続けなくても、買い替えのタイミングはもう来ているかもしれない。(フリーライター・西村敦子)

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