ダン・カーター(神戸製鋼コベルコスティーラーズ) (C)F.SANO ダン・カーター(神戸製鋼コベルコスティーラーズ) (C)F.SANO

神戸製鋼か、トヨタ自動車か。『ジャパンラグビー トップリーグ 2018-2019』総合順位決定戦決勝へ勝ち進むのはどっちだ。

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6勝1分のレッドカンファレンス1位の神戸製鋼は、準々決勝でリコーに63-27と圧勝した。司令塔ダン・カーターは2トライを奪うとともにノールックパスもズバリ。さらに9本中8本のキックを成功させるなど貫禄のパフォーマンスを披露。敵将・神鳥裕之監督も「今日は完敗。相手が強かった。アタックもバリエーション多く攻められ、対応できなかった」と脱帽するほかなかった。一方、デーブ・ディロンヘッドコーチは完勝にも「相手にチャンスを与え、失点が多すぎた」と反省の弁も忘れなかった。神戸製鋼は15年ぶりの『トップリーグ』制覇のみを見据える。

一方、5勝1分1敗のRC3位のトヨタ自動車は準々決勝で強豪・パナソニックを31-27で撃破。CTBクリントン・スワートが8本中6本のキックと逆転のトライを決める活躍を見せた。姫野和樹主将は「僕らにはクリントンといういいロングキッカーがいる。点数でプレッシャーをかけるのが大事なのでどんどん狙っていった」とゲームプランを明かした。さらに神戸製鋼戦へ向けて、「自分たちのラグビーを信じてやれるか。神戸製鋼に対して、これまでやってきたラグビーを信じて遂行したい」と語った。ジェイク・ホワイト監督も「まだ1勝したにすぎない。来週負けたら意味がない」とキッパリ。

試合登録メンバーは以下の通り。
【神戸製鋼】
1平島久照、2有田隆平、3山下裕史、4張碩煥、5中島イシレリ、6グラント・ハッティング、7橋本大輝、8マット・バンリーベン、9日和佐篤、10ダン・カーター、11山下楽平、12重一生、13アダム・アシュリークーパー、14アンダーソン フレイザー、15リチャード・バックマン、16鹿田翔平、17山崎基生、18渡邉隆之、19谷口到、20前川鐘平、21梁正秋、22ヘイデン・パーカー、23児玉健太郎
【トヨタ自動車】
1三浦昌悟、2吉田康平、3木津悠輔、4レニエル・ヒューゴ、5ジェイソン・ジェンキンス、6シュネル・シン、7タウファ・オリヴェ、8姫野和樹、9茂野海人、10ライオネル・クロニエ、11ヘンリー・ジェイミー、12クリントン・スワート、13イェーツ・スティーブン、14岡田優輝、15ジオ・アプロン、16彦坂圭克、17高橋洋丞、18伊尾木洋斗、19カール・ウェグナー、20吉田杏、21岩村昂太、22竹田宜純、23彦坂匡克

第4節26-26の引き分けの決着はどうなるのか。『第56回日本選手権』兼『トップリーグ』総合順位決定トーナメント準決勝・神戸製鋼×トヨタ自動車は12月8日(土)・東大阪市花園ラグビー場にてキックオフ。同日はリコー×パナソニックも開催。チケット発売中。

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