MMD研究所が「スマホ依存に関する調査」結果を発表

MMD研究所は、スマートフォンを所有する15~59歳の男女562人を対象に「スマホ依存に関する調査」を実施した。この結果から、全体の8割がスマホに依存していることがわかった。特に20代の4割は「かなり依存している」ことを自覚していた。

スマートフォンを所有する15~59歳の男女を対象にインターネット調査を実施。調査期間は2015年5月8~9日で、有効回答は562人。スマートフォンへの依存についての質問に、全体の28.5%が「かなり依存している」、52.0%が「やや依存している」と回答。合わせて80.5%がスマートフォンに依存していることがわかった。「かなり依存している」だけをみると、20%台だった10代、30代、40代、50代に対し、20代は40.2%を占め、他の年代と比べて大幅に突出した。

また、調査対象の562人に、一日のなかでのスマートフォンの利用頻度を聞いたところ、「よく利用する」「たまに利用する」を合わせて最も多かったのは、「帰宅してからベッドに入る前まで」で、合計で91.1%を占めた。同じく、「よく利用する」「たまに利用する」を合わせて「ベッドに入ってから寝るまで」が76.3%、「職場もしくは学校の休憩時間」が68.3%と続いた。

IT依存症を防ぐため、デジタル機器から一定期間離れる取り組み「デジタルデトックス」について調査対象の562人に聞いたところ、8.9%が「知っている」、13.3%が「名前は聞いたことがあるが意味はわからない」と回答した。続いて、デジタルデトックスの意味を説明したうえで、「デジタルデトックスはあなたに必要ですか?」という質問をしたところ、「必要で実践している」と回答した人は2.8%、「必要だと思うが実践できていない」と回答した人が31.7%となった。年代別では、10代の38.6%、20代の38.4%がデジタルデトックスを必要だと思うが実践できていないことがわかった。

さらに、調査対象の562人に、長時間スマートフォンを小指で支え続けると変形してしまう「テキストサム損傷」について聞いたところ、「知っている(テキストサム損傷になったことはない)」が35.4%、「知っている(テキストサム損傷になったことがある)」が5.2%、「名前は聞いたことがあるが意味はわからない」が9.8%だった。