『トゥモローランド』イメージビジュアル (C)2015 Disney Enterprise.inc. All Rights Reserved.

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のブラッド・バード監督と、ジョージ・クルーニーがタッグを組む超大作『トゥモローランド』の秘蔵特別映像が公開になった。ウォルト・ディズニーが想い描いた“未来”が本作のモチーフになっているが、このほど公開された映像ではウォルト自身が“未来”について語っている。

『トゥモローランド』特別映像

本作は、ウォルト・ディズニー社の保管庫から見つかったさまざまな資料を基に、バード監督と、『プロメテウス』『スタートレック』の脚本家のデイモン・リンデロフが作り上げたオリジナル・ストーリー。すべてが可能になる場所“トゥモローランド”を舞台に、トゥモローランドに行くことができるピン・バッジを偶然手に入れた少女ケイシーと、かつてトゥモローランドを訪れた過去をもつフランクらが人類の未来をかけて壮大な冒険を繰り広げる。

ウォルト・ディズニーは数々の傑作アニメーションを手がけ、永遠に完成しない理想郷ディズニーランドを建設しながら、さらに人類の“未来”にも想いをはせていた。映像で彼は「現代社会では生活の全てが科学の影響を受け続けます。今は不可能な事が将来は現実になる」と言い、その実践としてEPCOT(Experimental Prototype Community of Tomorrow=実験的未来都市)のプランを披露する。映画『トゥモローランド』はこれらのアイデアに大きな影響を受けており、クルーニーは「ウォルト自身を物語る作品だ。実際にウォルトの計画とこの映画はよく似ている」と言い、バード監督は「“トゥモローランド”の構想はディズニー自身にもつながっている」と分析する。

映画に登場する“トゥモローランド”では美しい高層ビルが並び、美しい通りがそれらを有機的につないでいる。ロケットが大空に向かって飛び立ち、地上だけでなく地下施設も考え抜かれて設計されている。それはまるで夢の都だが、リンデロフは「これがSF(Science Fiction)じゃない。科学的現実(Science Fact)だ」と語る。“美しい明日”を願う心と、絶え間なく前進していこうとする気持ちが生み出した場所“トゥモローランド”とは一体、どんな場所なのか? 映画への期待がさらにふくらむ映像になっている。

『トゥモローランド』
6月6日(土) 全国ロードショー

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