『国際市場で逢いましょう』 (C)2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.

「ぴあ」調査による2015年5月15日、16日のぴあ映画初日満足度ランキングは、韓国で歴代2位の動員を記録した大河ドラマ『国際市場で逢いましょう』がトップに輝いた。2位に人気アニメを実写と融合させた劇場版『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo(う~)!』が、3位に人気コミックの最終エピソードを描いた劇場アニメーション『蟲師 特別編「鈴の雫」』が入った。

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1位の『国際市場で逢いましょう』は、激動の時代を生き抜いた主人公ドクスの波乱に満ちた生涯を描く一大叙事詩。ファン・ジョンミンが主演し、『TSUNAMI -ツナミ-』のユン・ジェギュン監督がメガホンを執った。

劇場には10代から70代までの観客が来場しており、出口調査では「思い出すだけで涙が出てしまう」「号泣した」という声が続出。「日本人が知らない韓国の現代史が描かれた作品で、家族の強いつながりに感動した」「自分の父親から戦争の話を聞いていたので、主人公と親の姿が重なった。国は違うけれど庶民的な立場から共感を持って観ることができた」「主人公は自分より少し上の世代だったが、こんな経験を下の世代にさせられないという強い言葉に感銘を受けた」「この映画で描かれた長年の歴史があって今があることを忘れてはいけないと思った」などの感想が寄せられた。

2位の『スポンジ・ボブ…』は、海底都市ビキニタウンを飛び出したスポンジ・ボブと仲間たちが大冒険を繰り広げる劇場版。子どもたちからは「すっごくおもしろかった!もう一回みたい!ボブとパトリックが好き」「最後が一番笑って、楽しかった!サンディが好き!」「ボブたちが変身したところがおもしろかった」など大好評。

劇場には、子どもと一緒に鑑賞した親のほか、『スポンジ・ボブ』Tシャツやグッズを身につけたファンの姿も見られ、「アニメと実写の融合がおもしろかった。時々、子どもの笑い声があがっていて可愛かった」「今回はチームワークがあって、脚本が大人向けになっている」「アニメと実写の融合は不思議な感じで、ボブたちと海賊のストーリー上でのつながりにもこだわりを感じた。大人でも楽しめる痛快なストーリーだった」などの声が寄せられた。

(本ランキングは、5月15日(金)、16日(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)