髪だけしっかり洗う

「髪の毛を洗うとき、髪の毛に直接シャンプーをつけて、髪の毛でシャンプーを泡立てていませんか?

髪の毛でシャンプーを泡立てていることで、摩擦が生じてゴシゴシ洗いになってしまい、キューティクルが剥がれてしまいます。

シャンプーは、基本頭皮を洗うことが目的です。シャンプーはいきなりつけず、手のひらで泡立ててから、頭皮をマッサージするように洗いましょう。

毛先には、泡を優しく馴染ませる程度で十分なんです。

シャンプーの使い方を、今一度見直してみましょう」(chihoさん)

髪全体をドライヤーで乾かす

「ドライヤーで髪を乾かすときに、髪全体に風をどんどんあてるように、あっちにこっちの髪の毛に、ドライヤーの風をあてていませんか?

ドライヤーを使うときには、髪の毛を乾かすのではなく、頭皮を先に乾かすことが先です。

頭皮を先に乾かすことで、毛先のオーバードライ、いわゆる乾かし過ぎを防ぐことができます。

オーバードライになると、毛先が乾燥してパサつきや枝毛、切れ毛の原因になるのです。

最初に挙げた「ドライヤーで乾かすと髪が傷む」という方は、毎回乾かしすぎているがために、乾かし方が間違っていて、そう思ってしまっている可能性が高いです」(chihoさん)

素髪にドライヤーの温風をあてて乾かす

「髪を洗った後、タオルで拭いて、すぐさまドライヤーをあてていませんか?

素髪にいきなりドライヤーをあてるのは、美顔器をクリームすら塗っていない顔にあてるようなもの。

髪をドライヤーの熱から守ってくれるため、オイル状やミルク状の、洗い流さないトリートメントを髪の中間から毛先につけてから、ドライヤーをあてるようにしましょう。

そしてドライヤーは温風だけでなく、冷風もしっかり使うこと。髪を温風でしっかり乾かしたら、最後に冷風を“頭の上から下にむかってあてる”ことで、キューティクルをしっかりしめてくれますよ」(chihoさん)

めんどくさーい!と思うときほど、手抜きになるのが基本というもの。色々買い足すことよりも、まずは基本を見直すことに努めてみて。

【取材協力】ヘアメイクアーティストchiho

アーティスト・モデルのヘアメイク、ショーメイクからブライダルまで多様な業界で活躍するヘアメイクアーティスト。学校、企業等の講師として指導も行う。

広告・TV衣装を中心に活動するスタイリスト・ライター。パーソナルスタイリストを日本に普及した第一人者であり、サタデープラス、ズームインサタデー等、NHK、日本テレビ、TBS等TV番組出演・監修多数。長男の受験を機に、執筆業に重きを置く。ウレぴあ総研では、ファッションの枠を超えて、2児のママならではのリアル情報・食・旅をお届けしています。@kunie_11