日和佐篤 (神戸製鋼コベルコスティーラーズ) (C)F.SANO
サントリーの3年連続6度目となる『トップリーグ』優勝か、神戸製鋼の開幕元年以来15年ぶり優勝か。『第56回 日本選手権』決勝兼『トップリーグ』総合順位決定戦決勝が今週末いよいよキックオフを迎える。
3か月前の対戦では神戸製鋼が36-20で勝利した。9月14日の『ジャパンラグビー トップリーグ 2018-2019』第3節、神戸がサントリーのお株を奪うようなアタッキングラグビーを披露し、さらにサントリーのアタックを組織立ったディフェンスで封じ込めたのだった。勝点4を獲得したデーブ・ディロンヘッドコーチが「勝つことができてうれしい。サントリーと次に戦う時はもっとレベルアップしないといけないが、今日の勝利を喜びたい」と胸を張れば、11か月ぶりに敗北を喫した沢木敬介監督は「久々にこの悔しさを感じることができた。“次は必ず勝つ”“絶対に王者になる”という強い気持ちで練習します」とリベンジを誓った。日本デビュー戦ながら21得点をマークし、マン・オブ・ザ・マッチに選出されたダン・カーターは「毎週毎週成長していかなければいけない。神戸にとっては優勝という目標へのハードルはまだまだ多いと思っている」と先を見据えた。
試合登録メンバーは次の通り。
【神戸製鋼】
1平島久照、2有田隆平、3山下裕史、4張碩煥、5トム・フランクリン、6グラント・ハッティング、7橋本大輝、8中島イシレリ、9日和佐篤、10ダン・カーター、11山下楽平、12リチャード・バックマン、13アダム・アシュリークーパー、14アンダーソン フレイザー、15山中亮平、16鹿田翔平、17山崎基生、18渡邉隆之、19谷口到、20前川鐘平、21梁正秋、22ヘイデン・パーカー、23重一生
【サントリー】
1堀越康介、2中村駿太、3垣永真之介、4ジョー・ウィーラー、5真壁伸弥、6ツイ ヘンドリック、7西川征克、8ショーン・マクマーン、9流大、10マット・ギタウ、11尾﨑晟也、12梶村祐介、13村田大志、14成田秀平、15松島幸太朗、16北出卓也、17森川由起乙、18セミセ・タラカイ、19飯野晃司、20クリス・アルコック、21マット・ルーカス、22田村煕、23塚本健太
カーター×ギタウのNZオールブラックス&豪州ワラビーズ司令塔対決に日和佐×流の新旧サントリー&日本代表SH激突、山中×松島のFB対戦、ハッティング&フランクリン×ウィーラーの大型FW決戦など各ポジションで見どころ満載。下馬評では神戸有利だが、サントリーが1シーズンで同じ相手に2度負けるとは考えにくい。果たして、結果はいかに。
2冠を賭けた神戸製鋼×サントリーは12月15日(土)・秩父宮ラグビー場でキックオフ。同日はトヨタ自動車×ヤマハ発動機の3位決定戦も開催。チケット発売中。
