それは“意識すること”が大事だと思います。先輩として、どっちの存在になれるかは“意識”だと思います。それは今、48グループにいて、すごくよく分かります。

例えば、48グループで今、センターを務めていたり、選抜メンバーで1列目にいる子が、私よりもどんなに後輩であっても、そのメンバーよりさらに年下の子は“私より、そのメンバーに話しかけづらい”って言うんです。

「佐江さんには話しかけられるけど、あの人はすご過ぎて、話しかけられない」って。
私も、メンバーによっては、オーラを放っていて、見ていてすごいなと思うこともあります。

ただ、“後輩から話しかけてもらう”ことって、“扉を開けているか、開けていないか”だと思うんです。私の場合は、いつもオープン。たまに閉まってるときもあるけど。でも、そこは分かりやすいと思います。

今、話しかけないでっていうときは、イヤホンを耳にしているので。今、SNH48に行けていないので、SKE48の話ばかりになっちゃうんですが、SKE48の現場には、なるべくSKE48以外のものは持ち込まないようにしています。

去年は特にそうだった。でなきゃメンバーとコミュニケーションがとれないから。

ーーなるほど。。。

だから、自分でやらなきゃいけない歌の練習や宿題は、もう絶対、家でやるようにしています。

ただし、『AKB49〜恋愛禁止条例』のときは、さすがに別でした。相当キツかったから(第80回)…自分に余裕があれば、もっともっと後輩の話を聞くこともできたなと思うんです。

でも、自分はそう思っていたんですが、後輩の中でもちらほらと「宮澤さん、そんなことなかったですよ」って、言ってくれたり。それは、本当にありがたいなあって思うんです。

やっぱりあのときは、自分は全然余裕なかったくせに、後輩の前では、どっかで余裕ぶってる自分がいたのかなって思います。あんまりバタバタしている自分は、後輩には見せたくないって思うこともありますから。

ーーともすると、“得意なのかな”とか“自然にやっている”ように見えることでも、実は、“意識して”とか“常に心がけて”行動している人も多いのかもしれませんね。

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