世界初、8Kアップコンバート搭載! シャープが80V型の4K液晶テレビ

2015.5.22 17:29配信
世界で初めて8Kアップコンバート回路を搭載した「AQUOS 4K NEXT LC-80XU30」

シャープは5月21日、4K対応液晶テレビの新モデルとして世界初の「超解像・8Kアップコンバート」回路を搭載した80V型の4K対応液晶テレビ「AQUOS 4K NEXT LC-80XU30」を発表した。価格はオープンで、実勢価格は168万円(税抜)前後の見込み。7月10日に発売する。

記者会見でシャープのデジタル情報家電事業本部・液晶デジタルシステム第一事業部の宗俊昭広事業部長は、今後の大型テレビ市場について「ブラウン管から薄型テレビに買い替えたユーザーが、2台目の薄型テレビを買い替える時期に差しかかっている。オリンピックを控えた20年度まで市場は活性化していく」と、独自の調査に基づき予測した。続けて、「4Kが市場の主流になっていくが、徐々に8Kに対応するモデルも登場してくる」と、時代を先取る8K解像度を実現した4K対応液晶「AQUOS 4K NEXT LC-80XU30」を紹介した。

8K解像度の表示を実現するのは、「4原色技術」を用いた4K液晶パネルと「超解像・8Kアップコンバート」回路だ。新開発のテレビエンジン「X(クロス)8-Master Engine Pro」に搭載した「超解像・8Kアップコンバート」回路で、輝度と色情報を高め、8K相当の解像度に変換。基本3原色(赤・緑・青)のサブピクセルに黄色を加えて4色にする「4原色技術」を採用したパネルが、1画素内に四つの輝度ピークをつくることで8K解像度を生成しているという。仕組み自体は、2K液晶パネルに4K解像度相当の映像を映し出す同社の「AQUOS クアトロン」シリーズと同様だ。

豊かな色を再現する「4原色技術」を用いた4K液晶パネルの色域をより拡大するために、LEDバックライトシステム「高演色リッチカラーテクノロジー」も搭載。二つの新技術の相乗効果で、従来比約1.4倍の色再現範囲を実現している。

光源の輝きや金属の光沢感をこれまで以上に表現するため、ダイナミックレンジ拡張技術「メガコントラスト」を採用してるのも特長の一つだ。“輝き”部分を映像信号から解析し、そのエリアにあるLEDバックライトの輝度を周囲のエリア以上に高めるだけでなく、輝きを復元する映像補正を同時に行う。逆に暗い部分は輝度を抑えることで、明暗のくっきりとした高コントラストの映像に仕上げる。

大画面にふさわしいサウンドシステムも搭載した。それぞれの音域を再現するミッドレンジ・ツィーター・ウーファーを2機ずつ、本体の下部に配置し、65Wの音声出力を実現した。音声LSI「新・AudioEngine」で、高・低音域の買う口調と音の周波数と位相の乱れを補正し、自然で聞き取りやすい音を耳に届ける。

充実してきた多彩な4Kコンテンツにも対応。「ひかりTV」の4K VODコンテンツが楽しめるHEVCデコーダーを内蔵し、視聴契約すれば、手軽に番組を楽しむことができる。また、秋から日本でサービスを開始する米国の最大手映像配信「NETFLIX」にも対応し、リモコンにはワンタッチでコンテンツにアクセスできる「NETFLIX」ボタンを付けた。

宗俊事業部長は、「4K対応テレビの分野では、ほかのメーカーを追いかける立場だったが、『AQUOS 4K NEXT』の登場で、十分にキャッチアップしていけると思う」と、4Kの先を見据えた新製品への期待を語った。今回発表したAQUOS史上最高画質のフラッグシップモデルを契機に、4K液晶テレビ市場で存在感を示していく考えだ。

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