「情熱大陸」への出演も決定した渡辺麻友

 AKB48の渡辺麻友が、MBS/TBS系のドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演することになり、21日、東京都内で会見を開いた。

 20日、第7回AKB総選挙の速報が発表され、3位だった渡辺。速報の段階で比較すると昨年よりも票数が増えたことを喜んだものの、「今年も1位になってAKB史上初の2連覇」を目標に掲げるだけに「くやしい思いもありました。2位には同期の柏木由紀ちゃんがいて、1位には博多の強敵さっしー(指原莉乃)がいる。もちろん普段は仲良しで大好きだけど、ライバル同士になるので負けたくない。絶対に2連覇して、AKBの新しい伝説を作りたい」と決意を新たにした。

 渡辺は「ファンの皆さんを信じて、6月6日の開票日まで、私は私にできることに一生懸命取り組んで、それがいい結果につながれば」と願いを込めた。

 「逆転を目指す上で、何か験担ぎはしている?」と聞かれ、「去年1位を取って、直後の取材で『今、何を食べたいですか?』と聞かれて『母の作った空揚げ』と答えましたが、帰ったら母が本当に空揚げを作っていてくれました。総選挙の期間、空揚げを毎日食べて、力をつけて挑みたい」と気合を入れた。

 指原は1位になったら水着でコンサートをすると宣言しているが、自身の公約を問われた渡辺は「さすがに水着でコンサートはできないですけど…」と考えてから、「『心のプラカード』を超えるような、AKBの代表曲になる曲が歌いたいなと思います。イメージとしてはアップテンポで、ライブでお客さんと盛り上がれる曲」と答えた。

 一方、「情熱大陸」への出演については「私でよろしいのでしょうかとと戸惑いましたけど、うれしかった」と笑顔。この日の会見中もカメラは密着しており「仕事の現場はもちろん、移動中の車の中でもがっつり撮影されている。(今着ている)この衣装に着替える、服を脱ぐ直前までもカメラが回っていました」と驚いていたが「全てさらけだしています」とほほ笑んだ。

 「今まではアイドルという意識が強かったので、カメラが回っているときはしっかりしようとしていたけど、最近は素の部分も出せていけたらいいなと思っている」という。

 変化のきっかけは、1位を目指していた2年前の総選挙で、前年の2位から3位に落ちたことだった。「2位を取って、次は1位だと肩に力が入り過ぎた。優等生でいることだけが全てじゃないと気付きました。優等生とか、悪く言えば面白みのないイメージを持たれているかもしれないけど、実際にはおちゃらけた部分もあるので、そういう部分も知ってもらえたらいいなと思います」と語った。

 「情熱大陸」渡辺麻友編は6月14日夜11時から放送。