(左から)木村文乃、松田翔太、前田敦子、堤幸彦監督 (C)2015 乾くるみ/「イニシエーション・ラブ」製作委員会

 映画『イニシエーション・ラブ』の初日舞台あいさつが23日、東京都内で行われ、出演者の松田翔太、前田敦子、木村文乃ほかが登場した。

 本作は、甘く切ない純粋なラブストーリーが、ラストの5分で驚きのミステリーへと変化する異色作。

 俳優生活10年の節目を迎えた松田は「すごくナチュラルな気持ちでできたので、自然体になれたような気がします。本当におしゃれな映画だなと思います」と演じた感想を語った。

 「全てが覆る」がキャッチコピーの本作にちなみ、「もし自分の人生が覆って、明日から違う人生を歩まなければならなくなったら?」と質問されると、木村は「野生動物のカメラマンになりたい。サファリパークみたいな車に乗って、世界中の動物の一番動物らしい瞬間を撮りたいです。ライオンのありのままの姿などが撮れたらすごいでしょうね」と目を輝かせた。

 前田は「私は猫になりたいです。シュッとした感じの猫がいい。今飼ってるんですけど、本当にかわいいんです。人間との距離感がいいなあって思います」と〝猫愛”を明かすと、松田も「それ僕も言おうと思ってた。僕はこの意識のまま猫になりたいです。最近ヨガをやってるので、猫みたいに体が柔らかくなったらいいなあって」と答えた。「気が合いますね」という前田に、松田が「(一緒に)猫になりましょう」と返して、会場の笑いを誘った。