レンタル方式のAEDを家庭での使用に合わせてパッケージ化

セコムは12月に、家庭用にAED(自動体外式除細動器)のレンタルサービスとオンラインサービスをパッケージ化した「セコム・MyAED」の販売を開始する。一目でAEDとわかるキャリングケースには家族分の既往歴やかかりつけ医などの情報を記載した「救急情報」を保管でき、契約者は、セコムナースセンターの看護師に24時間365日いつでも相談できる。

家庭における心臓突然死を防ぐ備えとなる、レンタル方式のAEDを家庭での使用に合わせてパッケージ化した日本初のサービス。一般向けに販売しているAEDよりも付属品を必要最小限に抑え、コンパクトなキャリングケースを採用し、AEDと心肺蘇生法(CPR:CardioPulmonary Resuscitation)の音声による訓練が可能な「簡易講習キット」、救急隊に「救急情報」があると明示する、玄関ドアに貼り付けられる専用ステッカーが付属する。

レンタル方式ならではのサポートとして、キャリングケース内に収納される専用のLTE端末を介して、セコムが機器の異常や消耗品の交換時期などをオンラインで確認し、消耗品は使用期限前に自宅へ届ける。なお、セコムへ連絡すれば新しい消耗品が送られてくるほか、盗難または破損時には無料でAEDを交換する。

AEDの使用後に傷病者の治療方針、事後検証などのために医療機関や消防機関が心電図を必要とする場合は、AED本体を回収することなく、セコムがオンラインでデータを取得して提供する。AED本体のサイズは幅206×高さ97×奥行き252mmで、重さは約2.3kg。キャリングケース収納時のサイズは、幅235×高さ130×奥行き295mmで、重さは約3.6kg。

1台あたりの税別レンタル料金は月額2400円で、別途1台あたり2万円(非課税)の保証金が必要。契約期間は5年間で、1年ごとの自動更新で最大10年まで契約できる。

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