「MFC-J6973CDW」(左)と「MFC-J6573CDW」

ブラザー工業は、インクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」の新製品として、ランニングコストを低減し、ビジネスを効率化する機能を向上した「MFC-J6973CDW」と「MFC-J6573CDW」の2機種を6月上旬に発売する。価格はどちらもオープン。

どちらの機種も、A3サイズのプリントおよびスキャンに対応するビジネス向けのインクジェットプリンタ。ADF、ファックスを搭載する。A4カラー文書のインクコストを、従来機種の6.3円から6.1円に低減するとともに、ファーストプリントタイムはA4カラー文書なら約9.5秒、A4モノクロ文書なら約9秒の高速化を実現した。また、印字速度はA4モノクロなら毎分22枚、A4カラーなら毎分20枚。

このほか、受信したファックスデータをブラザーのクラウドサーバー経由で、EvernoteやDropbox、Google Driveといった各種ウェブサービスに転送・保存して、外出先での確認や、他のユーザーとの共有できる「ファクスクラウド転送」機能や、受信したファックスデータを指定したメールアドレスに転送する「ファクスEメール転送」機能を備える。

インターフェースは、USB2.0×1、100BASE-TX/10BASE-T準拠の有線LANポート×1で、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANにも対応する。対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista/XP、Windows Server 2012 R2/2012/2008 R2/2008/2003 R2/2003、Mac OS X 10.10.x/10.9.x/10.8.5。

「MFC-J6973CDW」は、最大給紙枚数が501枚。税別の実勢価格は6万円前後の見込み。「MFC-J6573CDW」は、最大給紙枚数が251枚。税別の実勢価格は5万円前後の見込み。