EPIK HIGHは音楽性も高いが、ユーモアのセンスも抜群。ライブ中のちょっとした動作やMCで爆笑が起こる。初ツアーで日本のファンの反応に感動したメンバーたちは、口々に「日本語を勉強する!」と前回の来日のときに話していたが、今回のMCはほとんど日本語に。

事前に募集したファンの願い事を3人のメンバーが『アラジンと魔法のランプ』のランプの精・ジーニーのようにかなえてくれる「GENIE TIME」のコーナーでは、「キレキレのダンスを踊ってください」というリクエストにDJ TUKUTZが「ダンスミュージックの音源がない!」。あわててスタッフに持って来てもらったのは、事務所の後輩であるBIGBANGの『FANTASTIC BABY』。DJ TUKUTZがキレキレのワイパーダンスを披露し、爆笑を誘った。

“E・P・I・K”というファンからの大きなアンコールの声に応えてメンバーたちが再びステージに登場すると、「SHOW MUST GO ON & ON (ショーはこれからもまだまだ続く)」という彼らのベスト・アルバムのタイトルを用いたスローガンが掲げられるというサプライズも。ラストの『DON’T HATE ME』では会場中のジャンプと大合唱で全19曲、約100分間の熱狂の幕を閉じた。