不合法な形でオーストラリアに愛犬を連れて行ったジョニー・デップが、最大10年の実刑判決を受ける可能性があるようだ。シドニー・モーニング・ヘラルド紙が伝えた。実刑のかわりに、最大34万ドルの罰金刑となる可能性もある。デップを乗せてやってきたパイロットは、2年の実刑判決を受けることになる模様。

今月中旬、デップはプライベートジェットでオーストラリアに入国。その際、ヨークシャーテリアの愛犬2匹も連れて来たが、旅行前にオーストラリアの法律が必要とする医療検査を受けていなかったため、50時間以内に犬をアメリカに送り返すか、殺すかのどちらかの選択を迫られた。デップは命令に従い、犬を送り返したが、捜査はまだ続いており、オーストラリア政府は、映画スターだからといって特別扱いするつもりはないという姿勢を示している。

文:猿渡由紀