今年10周年を迎える「本炭釜」シリーズの最新モデル「本炭釜 KAMADO NJ-AW106」

三菱電機は、IHジャー炊飯器「本炭釜」発売10周年記念モデルとして、炭を削って仕上げた羽釜と高断熱構造を採用し、昔ながらのかまどで炊いたごはんを再現する「本炭釜 KAMADO NJ-AW106」を6月21日に発売する。価格はオープンで、税別実勢価格は12万円前後の見込み。

5月28日に開催した記者会見では、三菱電機ホーム機器の田代 正登 代表取締役社長が「炊飯器市場の単価を押し上げるきっかけとなった『本炭釜』を発売して10周年を迎える。当時の炊飯器市場はコモディティ化が進んでいたが、『本炭釜』の発売により、市場全体の単価が上がった」と話し、炊飯器市場に一石を投じたことを強調した。

純度99.9%の炭を削った内釜「本炭釜」で、高い遠赤外線効果と釜厚全体の発熱を実現。内釜の総体積と上部空間体積を拡大した羽釜形状で大火力でも吹きこぼさずに炊飯するだけでなく、本体下部に設けた厚い断熱層で熱を外部に逃がさず高効率加熱を実現したことによって、火力を従来比約28%向上した。かまどで炊いたごはんと同様の高含水率とかたさを両立し、粒感がありながら、なかはみずみずしいかまどごはんを再現する。

高断熱構造を生かしたラウンド形状の新デザイン「実りの形」を採用し、おいしさを視覚でも伝える。炊飯開始前のメニュー設定や予約時間を音声で読み上げて知らせる「音声ナビ」や、薄暗いキッチンでも読みやすくするフルドットバックライト液晶、高齢者でも楽に読める「デカ文字」表示を採用し、使いやすさにも配慮した。天面にはフラット構造を採用し、手入れがしやすい。

大火力ならではの新炊飯モードを搭載し、炊き方のバリエーションを拡大。大火力を生かして香ばしさを引き出す「おこげ」モード、美容に役立つビタミンB1の残存量を増やす「美容玄米」モード、発芽米もよりやわらかい食感で食べやすくする「芳潤炊き(発芽米専用)」モードを搭載する。お米の持ち味を吟味してそれぞれの個性をしっかり引き出し、最適なおいしさに仕上げる「銘柄芳潤炊き」は、従来の20品種から23品種(白米、無洗米用)に増やし、全国主要銘柄の炊き分けを実現した。

最大炊飯容量は5.5合(1.0L)。サイズは、幅285×奥行き320×高さ249mmで、重さは約5.7kg。カラーは、プレミアムホワイトとプレミアムブラウン。