(左から)高橋周平、佐藤仁美、佐々木蔵之介、永作博美、前田弘二監督

 映画『夫婦フーフー日記』の公開初日舞台あいさつが30日、東京都内で行われ、出演者の佐々木蔵之介、永作博美、佐藤仁美、高橋周平、前田弘二監督が登壇した。

 本作は、長年友人同士だった男女が出会って17年目に結婚するが、妊娠とともに妻のがんが発覚して…という、実在の夫婦の闘病ブログから生まれた原作を映画化。映画では、亡くなったはずの“ヨメ”が“ダンナ”の前に現れるという設定が加えられている。

 ヨメを演じた永作は「台本からして、ヨメのキャラクターが“こんな人が周りにいたら”と思うようなエネルギッシュですてきな人だった。それが見てくださった人にそのまま伝わればと。そして天にまで届いて(ヨメに)フフッて笑ってほしい、そんな元気な作品になればと思った」と撮影中の心境を語った。

 佐々木とは10年前のテレビドラマでも夫婦役で共演した永作。あらためて佐々木の印象を尋ねられると「迷わずに突き進む方で、相変わらず男らしいなと思いました。難しいシーンが多い中、『よし、やってみよう』みたいなところがあって、それは一緒にやっていて楽しかった」と振り返った。

 一方「こんなにかわいらしくて小さいのに意外に食べる」と永作の意外な一面を明かした佐々木は「病院でのしんどいシーンがあっても、その後にハンバーガーを五つも六つも食べる。でも“これ(体形)”を保ってらっしゃるのはすごい」とすっかり感心した様子。苦笑いを浮かべた永作は「三つか四つです」とすかさず訂正を入れ、笑いを誘った。