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映画『トゥモローランド』は“革新的なテクノロジーによって全てのアイデアが可能になる世界”が描かれています。

そんな夢の世界トゥモローランドには、スペースマウンテンのような形をした建物があるなど、ディズニーランドとリンクした部分がいくつもあります。

ディズニーランドのアトラクションから、トゥモローランドへ行く鍵を見てみましょう。

カリフォルニアのディズニーランドはもちろん、東京ディズニーランドでも体験することができます。

 

トゥモローランド
2015年6月6日ロードショー(公開中)

 

トゥモローランドへの入口は“世界一幸せな船旅”

予告編で流れているのは、誰もがよく知るあの曲「イッツ・ア・スモールワールド」。

アトラクション内のエッフェル塔が少年のピンを検知したとき、トゥモローランドへの扉が開かれます。

イッツ・ア・スモールワールドがはじめて登場したのはディズニーランドではありません。

1964年に開かれたニューヨーク万国博覧会のアトラクションとして登場しました。

ディズニーランドが軌道に乗ってきた当時、ディズニーは複数の企業からニューヨーク万国博覧会でのパビリオン製作依頼を受けていました。

その中でユニセフからの依頼で作ったのがイッツ・ア・スモールワールドです。

世界各地の子供たちがそれぞれの国の言葉で「小さな世界」を歌う、“世界一幸せな船旅”は50年たった今でもそのテーマを変えることなく愛されています。

 

未来への実験だったニューヨーク万博

ディズニーはイッツ・ア・スモールワールド以外にもパビリオン製作を手掛けました。

これらの製作を通して新技術の実験を行ったことはもちろん、アメリカ西海岸を中心に集客していたディズニーランドが、ニューヨークのある東海岸でも受け入れられるのかという検証でもありました。

この成功がフロリダへのウォルト・ディズニー・ワールド建設に繋がっていきます。

ディズニーが携わったパビリオンは、「リンカーン大統領との偉大なひととき」、「プログレス・ランド」(進歩の国)、「マジック・スカイウェイ」と「イッツ・ア・スモールワールド」の4つでした。

ニューヨーク万博のために製作した施設の一部は、会期終了後にディズニーランドに移設されました。

「リンカーン大統領との偉大なひととき」と「イッツ・ア・スモールワールド」は今でもカリフォルニアのディズニーランドにその姿を残しています。

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