「お弁当に入っていると嬉しいおかずランキング」「好きな定食ランキング」など、数ある食に関する調査で、ランクインしてくるのが「唐揚げ」です。男女問わず、小学生から社会人まで、幅広く人気を得る唐揚げですが、いま、全国に5万人を超える「カラアゲニスト」がいることをご存じでしょうか。

フォトギャラリー【写真】デカすぎ! 巨大唐揚げを野球ボールと比べてみた(18点)
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“カラアゲニスト”って何?

カラアゲニストとは、日本唐揚協会が認定している唐揚げ好きの人のことで、唐揚検定の合格者でもあります。筆者は、飲み屋に足繁く通うのですが、脂の多い唐揚げは避けがちです。しかし、昨今の唐揚げは、こだわりのあるお店も多く、「これは他の一品を削ってでも注文しよう」と思わせるのです。そんなにわか唐揚げ好きの筆者ですが、このカラアゲニストには興味津々です。世の中にはいろんな専門家がいるんですね。

早速、このカラアゲニストを調べてみました。日本唐揚協会は2008年に旗揚げされたそうで、そして翌年には、このカラアゲニストになるための検定試験を公開。

同協会が認定するカラアゲニストとは、唐揚げについての深い見識と、唐揚げを食べる上での指針を持っていること。また、それだけでなく、唐揚げの美味しさを多くの人に伝えることができる人のことなのです。なるほど、唐揚げの知識だけでなく、その魅力を広く伝える力も重要視されているんですね。

カラアゲニストの活動は、日本中で美味しい唐揚げを探し、それを記録すること。同協会のホームページには、「探して食べて採点する」という唐揚げマップがあり、そこにカラアゲニストたちは情報をアップしていくのです。

カラアゲニストとして認定されれば、自身の舌で全国の唐揚げを審査できるんですね。それはとても楽しそう。全国には変わった唐揚げも多数あるので、食べ甲斐、採点のし甲斐がありますね。

全国の変わり唐揚げとは、実際にどのようなものがあるのでしょう。同協会の会長・安久鉄兵さんの書籍『唐揚げのすべて - うんちく・レシピ・美味しい店』を開いてみると、その一部が紹介されていました。