ローランド、EVスポーツカーに音で魂を入れる、走行状況にリアルタイム反応

2015.6.2 19:42配信
国産初の量産型のEVスポーツカー「Tommykaira(トミーカイラ) ZZ」

電子楽器のローランドと電気自動車(EV)ベンチャーのGLMは6月2日、近未来的な走行音が楽しめるEVスポーツカーの記者説明会を開催した。GLMが販売している国産初の量産型のEVスポーツカー「Tommykaira(トミーカイラ) ZZ」のオプションとして提供するもので価格は未定。2015年秋に発売する。

EVでありながら走りを楽しめるスポーツカーとして「音」の要素に着目。加速、減速、モーターへの負荷などの状況に、リアルタイムに反応する自然な走行音を車内に発生させ、ドラインビングの楽しさを演出するもの。好みに応じて複数のサウンドパターンから選ぶこともできる。

今回ローランドが開発した「EV 車載用サウンド・システム」は、幅110mm×奥行250mm×高さ62mm、重さ1.1kgのユニット。EVに搭載し、車内のスピーカーシステムに出力することで、リアルな走行音を発生させる。音源には、同社のシンセサイザーに使われている「Behavior Modeling Technology」を応用、モーターの回転数などの要素をモデリングした。録音した音を加工して再生するPCM音源と異なり、CG映像のようにゼロから音を創り出すため、より自然で豊かな表現が可能になった。

発表会でGLMの小間裕泰 代表取締役社長は「スポーツカーは、ワクワクとするおもしろい車でなければ需要は喚起できない。そこに求められるのはデザインとハンドリング、そしてサウンドだ。今回ローランドとタッグを組んで、心が躍るサウンドを創り出すことができた」と語った。

一方、ローランドの三木純一 代表取締役社長は「音を通じて人々の生活を豊かにしていく我々の技術を活かすことができた。単なる音のシミュレーションではなく、近未来的な走行音を創り出すところにチャレンジのしがいがあった。今後は、他のEVへのシステム提供はもとより、住宅や医療の分野にも応用範囲を広げていきたい」と語った。

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