(左から)ファーブ役 増田さん、フィニアス役 宮田さん、ドゥーフェンシュマーツ役 多田野さん

ディズニー・チャンネルの人気アニメーションシリーズ「フィニアスとファーブ」が6月13日の放送でいよいよファイナルエピソードを迎えます(リピート放送は継続予定)。

今回、ウレぴあ総研では、最終エピソードの収録を終えたばかりの日本語版声優の皆さんにインタビューを行いました。

フィニアス役 宮田幸季さん
ファーブ役 増田裕生さん
ドゥーフェンシュマーツ博士役 多田野曜平さん

現場でも仲が良いというフィニアスとファーブ吹き替えチームの皆さん。

インタビューというより、ファン同士の楽しい会話といった印象でした。

フィニアスとファーブ製作の舞台裏、7年半にわたる収録の思い出に迫ったインタビューの模様をたっぷりお伝えします。

 

最終エピソードを迎えての心境
宮田:まだ実感がわいていないのが正直なところ

宮田さん:数時間前に最終話の収録を終えたばかりですが、まだ実感がわいていないのが正直なところです。

本当にこれで終わってしまったのならば、あと数か月後にじわじわと実感がわいてくるのかなと思うんですけれど。

今の段階ではまだ来月辺りに収録がしれっと入るんじゃないかなという感覚で、終わるっていうイメージがないんですよね。

それこそ最終話は昔を振り返ったりだとかそういったエピソードも入っていたんですけれど、フィニファに関しては何でもありなので、これは実は「終わらせネーター」でそれでしれっと復活しちゃうんじゃないの、という淡い期待もあったりします。

今は信じたくないというのが強いんだと思います。

 

増田さん:実感はわかないですよね、全然。

フィニアスとファーブというのもまだ世の中にぐるぐる回っているので。

いまだにファンの方からご当地ペリーが日本各地から送られてきますし。

(宮田さん:僕も今携帯につけているのは富士山ペリーです)

収録自体も毎週確実にあった現場ではなく、けっこう間が空いたりしていたので、今日終わってもまた次が始まるような心境でもあるし。

最終シーンのことを思い浮かべるとちょっと寂しい感じもあるんですけれど、いやいやそんな馬鹿な、と思っているところが6,7割ですね。

 

多田野さん:僕が演じた中でドゥーフェンシュマーツ博士が思い入れの深い役なので。

何せこの役をやったおかげでディズニー・チャンネルに顔出しで出演したり、ファンレターが来るようになったり、ファンクラブまでできましたので、本当に今は定年退職を迎えたおじさんのような感じで、第二の心境をどう送ろうかという心境です。

全てやり切りました。最終回はちょっと力が入りすぎているかもしれません。

あぁ悲しい。

 

フィニアスとファーブの人気
増田:某有名アニメのキャラに「勝ったぜ!」 と

増田さん:この作品をやって、子供ミュージカルに出たときに、某有名子供アニメのキャラクターをやっている声優さんがいたんですけれど、そっちよりもファーブの方に子供たちがみんなきて、勝ったぜ! となりました。

 

多田野さん:一時期地上波にかかったとき(テレビ東京系『ディズニータイム』にて2010年~2012年の間放送されていた)、えらく喜んだよ。

日本のアニメに対抗したい気持ちがどこかにあって、地上波いったじゃん! といった喜びがあったね。

これでもうちょっと知名度広がるかなっていうね。

 

増田さん:確かにあの時ですよ、すごい広まったの。

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