(左から)前田敦子、松田翔太、松崎しげる

 映画『イニシエーション・ラブ』の大ヒット御礼舞台あいさつが4日、東京都内で行われ、出演者の松田翔太、前田敦子が登壇した。

 乾くるみのベストセラー小説を映画化した本作は、80年代後半の静岡と東京を舞台に、合コンで出会った就職活動中の奥手な大学生(松田)と歯科助手(前田)の恋愛を描く。映画のラスト5分で、それまでの展開が覆る驚愕の展開を迎える。

 昨日までの観客動員数が50万人を突破。大ヒットの感想を問われた松田は「撮影が終わった時点で僕らの仕事は終わっているので、実感はありませんが、とにかくうれしい限りです」と笑顔でコメント。

 公開前に4回見たという前田も「初日の朝にともちん(板野友美)が『今日夜空いてる?』って聞いてきて。舞台あいさつの後、合流してナイトショーを一緒に見に行きました」と5回目の鑑賞を告白。板野にも好評だったと明かし、「もう1回行こうって言われてます」と声を弾ませた。

 またこの日は、劇中のBGMとして使用された「愛のメモリー」を歌う松崎しげるが、特別ゲストとして同曲を熱唱しながら登壇。「もうちょっと長く聞きたかった」と感激した様子の松田は「今日来てくれて、会場がふわーっと明るくなりました」とあらためて感謝した。

 一方、この映画で“気になったシーン”として「あっちゃんがたばこを吸ってたシーン」を挙げた松崎は「あれ、AKBのときから吸ってたっけ?」と前田にさらりと質問。「吸ってないです」と首を横に振る前田を、「でもやっぱり雰囲気が堂に入ってたよ。これはもうただ者じゃないなと」とからかった松崎は「あれからずっとたばこを吸うようになったってうわさを聞いたけどな」とイジリモード全開に。これには前田も「何のうわさですか。ないです!」と頬をふくらませて、会場の笑いを誘った。