かけ放題プランは本当に得か? 「freetel」の通話料半額アプリでコスパがUP

2015.6.5 18:00配信
グラフ

大手キャリアから乗り換えたら月々の携帯料金が安くなりそう、とSIMロックフリースマートフォン(SIMフリースマホ)に興味をもつ人が増えている。実際、MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供する通信プランは大手キャリアと比べてぐっと安い。ただ、ネックとなるのが通話料だ。かけ放題の定額プランを提供する大手キャリアと違い、MVNOは通話した分だけ支払う従量課金制がほとんど。電話をかける頻度によって月々の通話料は変わるのだが、かけ放題の方がお得に感じる、という人は多い。しかし、かけ放題プランは本当にお得なのか、検証した。

MVNOの通話料は30秒あたり20円に設定しているところがほとんどだ。例えば1か月1時間電話をかけた場合、月の通話料は2400円になる。大手キャリアのかけ放題プランの基本使用料は2700円。つまり、1か月の通話時間が1時間以下の人はMVNOの方が通話料が安い、ということになる。

では、この1時間という時間は長いのか短いのか。MMD研究所が昨年の夏に実施したスマートフォンユーザーの通話利用に関する調査によると、1か月の通話時間が「1時間未満」というユーザーが8割以上だった。さらに、15分未満のユーザーは67.1%。15分の通話料はたった600円だ。かけ放題プランを選び、毎月2700円を支払っても8割のユーザーは元を取れていない、ということになる。

では、残りの2割、1時間以上通話する人はかけ放題プランが最適なのか。そうとも言い切れない。かけ放題プランよりもお得なのが「freetel(フリーテル)」の通話アプリ「通話料いきなり半額」だ。

●「通話料いきなり半額」とは? その名の通り電話代が半額に

「通話料いきなり半額」は、独自のプレフィックス電話回線を利用することで、音声通話の品質を維持しながら、手頃な通話料金を合わせて実現したアプリケーションだ。このアプリを使うと、通話料が半額、つまり30秒/20円が30秒/10円になる。

アプリは「Google Play」「App Store」から無料でインストールできるほか、初期費用も月額基本料金も0円なので、気軽に導入できる。ユーザーは使った分だけ支払えばいい、というシンプルな仕組みだ。家電量販店では500円の無料通話付きのパッケージ版を税抜き390円で販売している。

「通話料いきなり半額」を使うと、月1時間電話をかけた場合の通話料金は2400円の半額、つまり1200円になる。大手キャリアのかけ放題プランと同額の2700円分利用するなら、実に135分も通話できるのだ。

さらにこちらのアプリのいいところは、MVNOの利用者だけではなく、大手キャリアのスマートフォンを使っている人も利用できるのだ。例えばauの旧プラン「LTEフラット」の通話料は従量課金制。指定した3件までの電話番号宛ての通話が半額になる「指定通話定額」などのオプションを用意しているが、「通話料いきなり半額」であれば、オプション料金が必要ない上、全ての電話番号に半額でかけられる。

月々の支払い方法は、クレジットカードかコンビニ決済かを会員登録時に決めておく。コンビニ決済の場合は、毎月に使った分の請求書が登録のユーザーの住所に送られてくる仕組みだ。

●会員登録をしてから利用開始 いつもの電話と同じ感覚で使える

では、「freetel」のSIMフリースマホで、「通話料いきなり半額」を使ってみよう。まず、SIMカードのプランは、データ通信と音声通話ができる「freetel mobile ネットし放題 電話プラス(フリモバ)」を選択する。「フリモバ」はMNP(携帯電話番号ポータビリティ)に対応し、大手キャリアなどから乗り換える際、電話番号を引き継ぐことができる。

音声通話ができるスマホを用意したら、さっそく「通話料いきなり半額」に登録しよう。アプリを利用するには会員登録が必要なので、まずは「通話料いきなり半額」のウェブサイトにアクセスし、氏名や住所、通話料を半額にしたい携帯電話の番号を登録する。

会員登録後は、アプリから通話すると通常の電話回線から交換機が自動でfreetel専用のプレフィックス回線に切り替えられ、通話料が安く抑えられる。また、アプリ専用の電話番号を利用するわけではないので、これまで使っていた電話番号をそのまま利用できる。通話相手にいつもの電話番号が表示されるので、安心だ。

また、使い勝手もいい。電話のかけ方は、番号を入力するダイヤル式のほか、電話帳の「連絡先」からの呼び出しや着信履歴へのコールバックなど、一般的な電話アプリと同じ。これなら初心者でも迷わずに操作ができるだろう。発信するとfreetelの専用回線につなぐための番号「0032-6035」が自動的に先頭に付与され、通話相手に電話がかかる。

「通話料いきなり半額」は、大手キャリアのスマホでも利用できるが、その際の裏技を紹介しよう。大手キャリアでは家族間、または同一キャリア間の通話が無料になるサービスを提供している。しかし、「通話料いきなり半額」を使って発信するとfreetelの専用回線につながるため、無料通話は適用されなくなってしまう。

そこで、無料通話の対象となる電話番号を、あらかじめアプリの「無料通話リスト」に登録しておこう。登録した電話番号に発信する際、freetelの専用回線に繋がず大手キャリアのネットワークに自動でスイッチするので、無料で通話ができる。無料通話相手はキャリアの通話アプリで、そのほかの人は「通話料いきなり半額」で、といちいちアプリを使い分けなくていいので便利だ。

さらに海外への国際電話も30秒/10円で電話をかけることができる。現在はアメリカ、中国、韓国、香港、台湾の5か国に限られるが、順次対応国を拡大する予定だ。

ここまでお得な通話アプリとなると、音質が気になってしまう。「LINE」の無料通話など、インターネット回線を利用するIP電話は、音声通話の品質が通信回線のコンディションなどに左右されるため、声が途切れて聞きづらくなることがままある。「通話料いきなり半額」はアプリベースの通話サービスではあるが、通常の電話回線を利用するので、一般的な音声通話と同等の通話品質を保つことができるのだ。

このように「通話料いきなり半額」はSIMフリースマホだけではなく、全てのスマートフォンで利用できる。通話料を気にせず、気兼ねなく電話によるコミュニケーションを楽しみたい人全てにオススメできるアプリといえそうだ。(オーディオビジュアルライター 山本 敦)

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