『奇跡のひと マリーとマルグリット』 (C)2014 - Escazal Films / France 3 Cinema - Rhone-Alpes Cinema

「ぴあ」調査による2015年6月5日、6日のぴあ映画初日満足度ランキングは、実話を基にした感動作『奇跡のひと マリーとマルグリット』がトップに輝いた。2位に日本でも大人気の俳優パク・シフが主演を務めるラブ・ストーリー『君の香り』が、3位に大川悦生による児童文学を映画化した『おかあさんの木』が入った。

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1位の『奇跡のひと…』は、ヘレン・ケラーと同時代に生きた、聴覚、視覚にハンディキャップを抱えた少女マリーと、彼女を教育したシスターマルグリットの実話を基にしたヒューマンドラマ。

出口調査では30代から70代の観客から「人を愛することの大切さ、皆の心にあるだろう優しさ、そういうものを強く感じ、様々な感情がこみ上げてきた」「シスターがどのように“死”という抽象的な概念を教えていくのか、とても興味深く観た」「人間は、学ぶことによって本質的な部分も変えることが出来るんだなと思った」「言葉による説明だけでなく、触れることで別の学びがあり、世界が広がるということに感銘を受けた」「とにかく感動した。愛情と根気がなければ絶対に成し得ないこと。演技も上手で本当に感動的だった」という声が寄せられた。

2位の『君の香り』は、上海を舞台に、偶然出会った相手と一緒に暮らすことになった、韓国人の青年と、中国人女性との国境を越えた恋模様を描く中韓合作映画。

観客からは「いつもはワイルドなイメージがあるパク・シフの、キュートな甘さが全開でステキだった」「ハッピーエンドなところがよかった。庶民的な役を演じるイメージがなかったので新鮮だった」「ふたりの心情の変化が繊細に描かれていて、相手の女性に感情移入できた」「等身大の彼らしい役柄は観ていて微笑ましかった。切なさのあるストーリー展開もよかった」「60代に愛と夢を与える映画」など女性から熱い支持を集めた。

(本ランキングは、6月5日(金)、6日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

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