VAIOの新社長に就任した大田義実氏

VAIO株式会社は8日、社長交代の人事を発表した。新社長には双日元常務の大田義実氏が就任。昨年7月1日にソニーから分社化して設立されたVAIO初代社長の関取高行氏は、代表権のない副会長に就任した。いずれも同日付けで経営体制が変更された。

同社によると、大田氏の社長就任の狙いは販売力の強化にあるという。大田社長は、1976年にニチメン(現・双日)に入社。99年にブラジル会社社長や2002年に経営企画部長などを歴任して、09年12月に退社。2010年にサンテレホンの社長や14年にミヤコ化学の社長を務めるなどの経歴を持つ。

関取前社長は新会社の立ち上げと社内のオペレーション整備、新体制での一号機のノートPC、VAIO Zやクリエーター向けタブレットVAIO Z Canvas、MVNO事業者の日本通信向けVAIO Phoneなどの新商品の開発、製造、市場への導入に携わった。

大田義実氏(おおた・よしみ):1952年生まれ、東京都出身。1976年ニチメン入社、99年ブラジル会社社長(CEO)、2004年双日の常務執行役員、08年双日ロジステイクス副社長、09年同社退社、10年サンテレホン社長、13年辞任。14年ミヤコ化学社長、15年辞任、VAIO社長就任。

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