上映会に出席したEXILEのNAOTO(左)、坂本真綾

 「攻殻機動隊」生誕25周年記念『攻殻機動隊 新劇場版』完成披露上映会が9日、東京都内で行われ、声優を務める坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、中國卓郎、上田耀司と黄瀬和哉総監督、脚本を手掛ける冲方丁氏、野村和也監督、製作総指揮を務める石川光久氏、ゲスト声優を務めるEXILE、三代目J Soul BrothersのNAOTOが出席した。

 草薙素子役の坂本は「『攻殻機動隊 ARISE』はずっとこのチームでやってきました。公開はこれからですけど、アフレコが終わったときはほっとしました。私たちの任務が終了した達成感、徐々に高まっていったチームの結束力を感じました」と胸をなでおろし、完成作品を見て「完成して初めて知ることもあって、自分が出ているのを忘れて見入ってしまいました」と感想を語った。

 本作で声優デビューしたNAOTOは、兄の影響を受けて「攻殻機動隊」のファンになったといい、「まさか初挑戦を、歴史ある『攻殻機動隊』でやらせていただけるなんて。リトルリーグのピッチャーの初めての登板がメジャーリーグのヤンキースというぐらい、信じられない。大好きな作品に少しでも関わることができてうれしく思います」と感動を表現した。

 演じた役柄は内閣総理大臣の長男で、劇中で素子に任務を与えるなど重要な役どころ。素子についてNAOTOは「個人的にも大好きなキャラクターで、上司にしたい女性ナンバーワンという感じ。作品の中で素子と話すシーンでは、夢がかなったような気がしました」と振り返った。

 作品の25周年を記念して、NAOTOは坂本に青いバラ25本の花束を贈呈。「青いバラの花言葉は“夢かなう”。『攻殻機動隊』で声優ができて、夢がかなったということもあって」と手渡すと、受け取った坂本は「私がというより、『攻殻機動隊』の25年の歴史を代表して受け取らせていただきます。皆さんと頂いたものだと思います」と笑顔を見せた。

 映画は6月20日から全国ロードショー。

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