意気込む“一発屋芸人”たち

 真の“一発屋芸人”を決める国民投票イベント「第1回一発屋オールスターズ選抜総選挙2015」開催発表会見が11日、東京都内で行われ、三瓶、レギュラー、レイザーラモンHG、ムーディ勝山、天津・木村、ハローケイスケ、ダンディ坂野、小島よしお、スギちゃん、髭男爵・ひぐち君、ゴー☆ジャス、長州小力が出席した。

 この「選抜総選挙」は、吉本興業やサンミュージックなど事務所の垣根を超えて、夏の一大イベントとして開催。屈指の一発屋芸人が集まる中、HGは「毎年一発屋芸人なるものが輩出されていますが、我々こそが一発屋だと自負している素晴らしいメンバーが集まりましたよ」と胸を張った。

 そこに乱入する形で登場したスギちゃんは「誰が一発屋を背負って立つって? 一発の花火の大きさは俺たちも負けてないぜぇ~?」と語り、小島は「一発屋といえば吉本ではなく我らサンミュージック。今日はマネジャーがほとんどこっちに来ているので、もし何かあったらサンミュージックは壊滅」と笑わせた。

 その後、長州小力が遅れて登場し、ステージ上に集う芸人たちを「この怪奇芸人が!」とあおるも、小島が「言われたくない。そんな怪奇的な体型をして」と一刀両断。HGからは「人間ドッグで寿命3年と言われているじゃないですか」といたわられる始末。さらに小力のマイクの音声が途切れてしまい「おい吉本! 俺のマイクを操作するなよ!」とマイクをたたいてチェックしながら「キレてないっすよ」と決めた。

 そもそもの経緯について、HGは「よしおくんを中心に『一発屋会』を開催して仲良くやっているんですが、一発屋枠は限られているんです。そこでちょっとライバル視してやるのもいいんじゃないかと思って」と説明。テレビ露出が少ない中での選挙活動を不安視されると、小島が「天気予報の後ろでもゲリラ的に活動したい。テレビに出る方法は無限にあります」とハングリー精神をむき出しにしていた。

 芸人からのエントリーは6月24日24時を締め切りとして募集し、イベントは8月10日に東京・新宿のルミネtheよしもとで開催される。