勘九郎、父・勘三郎が夢見た劇場での襲名披露は「本当に嬉しい」

2012.3.5 17:19配信
(写真左より)中村七之助、中村勘九郎、中村勘三郎 (写真左より)中村七之助、中村勘九郎、中村勘三郎

2月の東京・新橋演舞場で行われた中村勘太郎改め六代目中村勘九郎の襲名披露興行に続き、3月3日、東京・浅草の隅田公園内に特設された平成中村座で披露興行の第2弾、『平成中村座 三月大歌舞伎』が開幕した。平成中村座は江戸の芝居小屋を再現した仮設劇場で、昨年11月より5月までロングラン公演中。なお、同劇場での襲名披露は初めて。

『平成中村座 三月大歌舞伎』チケット情報

夜の部では中村勘三郎、市川海老蔵、片岡仁左衛門と俳優の笹野高史ら出演者が勘九郎と共に口上を述べた。

勘三郎は「この度は私の前名・勘九郎を、長男が継ぎます。昭和34年に5代目勘九郎を襲名してから、“勘九郎ちゃん”と皆さんに呼ばれ、可愛がっていただきました。(新・勘九郎は)もはや子役ではないので、私とは違う新しい勘九郎を作って欲しいと思います」と父らしい挨拶の後、「縁も所縁もない笹野高史さんまで列座していただきありがとうございます」と持ち前の愛嬌を振りまいていた。幼少の頃より勘九郎と舞台を共にしてきた海老蔵は「新・勘九郎さんは大変真面目な方です。私も見習って真面目に精進して参る所存でございます」と自身のお騒がせ騒動を想起させる挨拶に、観客は大ウケ。今月は、自ら出演を希望したという仁左衛門は「新・勘九郎さんは本当に真面目な方。決して器用ではないが、努力努力の人です」と温かい言葉を贈っていた。また、平成中村座にたびたび出演している笹野は「このような歌舞伎のめでたい襲名に列座させていただきとても嬉しいです」と終始涙ぐみ、感動していた。

勘九郎は「このような立派な襲名興行を先月に続いて行わせていただけること、誠にありがとうございます。平成中村座は父が19歳の時、江戸の芝居小屋に憧れ夢見た劇場です。勘九郎が創った平成中村座で、勘九郎を継ぐことができますこと大変嬉しく存じます」と感無量の面持ちで挨拶すると、「六代目!」「中村屋!」の声援とともに、場内は大きな拍手に包まれた。

公演は同劇場にて27日(火)まで開催される。勘九郎の出演は、昼の部『一條大蔵譚』、夜の部は口上と『御所五郎蔵』。チケットは発売中。なお、各公演昼・夜ともに午前10時より劇場にて当日券を販売する。

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